55【開会式】
今日は長めー
それから一ヶ月が経ち、第二回リバーシ大会が開催される当日の開会式の五分前になっていた。
私は最初の開始宣言とルール説明、その他注意事項などを言う係なので舞台袖で待機している。
「開会式だからあんまり大人しくするよりみんなを盛り上げる感じのほうがいいよね?」
「そうですね。
出来るのであればそちらの方が良いと思います」
私の隣で待機しているヴィルデに聞く。
「エレナ様、そろそろお時間です。
お願いします」
「はい」
開会式の時間が来たようでロドデンさんが呼びに来た。
私はロドデンさんに言われるがまま舞台の上に立ち、観客の方に顔を向けた。
「みなさん、第二回リバーシ大会にご参加頂き誠にありがとうございます!
今回の開催宣言、ルール説明、その他注意事項などのお話しをさせていただきますエレナと申します!
よろしくお願いします!」
私はできる限りの笑顔を作り言う。
「おー!
エレナ様!」
「エレナ様可愛い!」
「エレナ様頑張って!」
とあちらこちらで私のことを知ってくれている人達が応援の声を掛けてくれる。
「ありがとうございます」
私は笑顔のまま片手をあげ、声援にこたえる。
「それではルール説明をさせていただきます。
大体のルールは一回目の大会と同じで、出場手続きの時に一人に一枚カードを貰っていると思います。
そのカードは無くさず持っててくださいね。
会場に設置してある五十個のリバーシセットを使って好きな人と戦ってもらいます。
勝てば相手からカードを一枚貰うことができ、負ければカード一枚相手に渡さなければいけません。
カードが無くなってしまった人は失格となります。
そして、カードを五枚集めた先着20名がトーナメントに進めます。
トーナメントは明日行います。
最後に、カードをお金で買ったり、暴力や圧力を使って奪ったりしないでください。
第一回大会は、貴族達の圧力にあまり強く言えなかったみたいですが、今回は私がいます。
絶対に許しません。
見つけ次第、失格、そして私達が開催する全ての大会の出場停止処分を言い渡します。
そして私は二度とその人を信用しません。
公爵令嬢の私からの信用を失う事の重大性は皆さんわかりますよね?」
最初の説明の所は、笑顔で説明し、最後の部分は出来るだけ真顔で威圧感を込めて言う。
観客の唾を飲み込む声が聞こえる。
「まあ、不正を行わなければ何も関係ないことなので皆さんは楽しんでくださいね!」
私は、威圧をとき、とびっきりの笑顔でいう。
「さて、皆さんが気になっている賞金の金額を発表します!」
「「「「うおー!」」」」
「第一回は、100万リンだったよな!
こんなに勿体ぶるってことは賞金上がるのか!?」
「そこの人正解です!
今回は前回より賞金が上がります!」
「「「「おおーー!!」」」」
「今回の賞金は500万リンです!
私も頑張りましたよ!
皆さん500万リン目指して頑張って下さいね!
参加するか迷っていた方々もまだ受付はしていますのでどんどん参加してください!」
「「「「おおぉーーー!!!」」」」
「エレナ様!」
観客の一人が手を挙げて私を呼ぶ。
「はい。
何ですか?」
「お、俺がもし優勝出来たら、一緒に食事して頂けないでしょうか?!」
「え!?」
観客のいきなりのお願いに困惑してしまう。
「え、えーと」
私は、どうしようと舞台袖にいるヴィルデを見るとヴィルデはこっちこっちと手招きした。
「ちょっと待っててくださいね。
護衛の人に確認を取ってきますので」
そう言って私は舞台袖に下がる。
「どうしよう!どうしよう!」
「まあ、いいんじゃないですか?
ただし、食べるものはこちらで用意するという条件でです。
そうしないと毒や変な薬など盛られる可能性がありますから」
「うん、分かった。
そう伝えてくる」
私は、テクテク歩いて舞台上に戻る。
「えーと、護衛の人に許可もらいました!」
「おおぉー!」
「私が優勝してもお願いします!」
「俺もお願いします!」
「じゃあ、希望者だけおっけーってことにしますね。
あと、食事と場所はこちらが用意させてもらいますね」
「おー!
貴族の料理が食えるのか!」
「俺も食ってみてぇ!」
もう会場は大賑わいだ。
「じゃあ、開催宣言しちゃいますね。
今をもちまして第二回リバーシ大会を開催します!」
「「「「「おおおおおーーーー!」」」」」
この通り大賑わいで開会式が終わった。
今日も読んで下さりありがとうございます。
よろしければブックマーク、感想、評価お願いします。
レビューなんかも書いていただけると凄く嬉しいです!




