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53【ドッグローズ到着】

おはようございます!


赤ペン先生いつもありがとうございます。

これからもよろしくお願いします.・゜゜(>ω<。人)


それからは何事もなくドッグローズに着くことが出来た。


その頃には、私の体調もすっかり良くなり、控えていた日々の日課も再開していた。


「うわぁー!

ドッグローズって思ってたよりもずっと人がいて賑やかな町なんだね!」


私とヴィルデは、町外れにある屋敷に荷物を置き、町長のところへの挨拶と、町並みを見るために歩いて向かっていた。


「お!リンゴがある!

おばちゃん!

リンゴを二個ください!」


「はいよ。

あら可愛いお嬢ちゃんじゃないか、それにその服は、どっかの貴族のお嬢様かい?」


おばちゃんは、優しくそう聞いてくる。


「初めまして、エレスティーナ・ネニュファールです。

エレナって呼んでください!

当分この街に住むことになったのでこれからよろしくお願いします!」


私は子供っぽく、元気に挨拶をした。


「ネニュファールってことは、公爵令嬢様かい!

とんだ失礼を申し訳ありません!」


私が、公爵令嬢と聞き、おばちゃんの態度が変わった。


「あ、そんなにかしこまらないでください。

別に私自身が偉い訳では無いので」


私は、慌ててそう言い態度を戻してもらった。


「エレナ様は、可愛いだけじゃなく賢いのね!

よしおまけしてあげる!

これからもウチにをご贔屓に!」


えへへっ。

照れてしまうな〜。


「ありがとうございます!

また来ます!

ヴィルデ払ってね」


私がお金を持っていると無くしてしまうかもしれないのでヴィルデに持っていてもらっている。


「はい」


私は、おばちゃんから一個おまけしてもらい、三つのリンゴを買った。


「はい、ヴィルデ。

一個どうぞ」


「ありがとうございます。」


ヴィルデに一個あげ、私はリンゴを両手で持ち、リンゴをかじりながら町長の家に向かった。


お!

このリンゴやっぱり美味しい!


帰りにリリのためも何個か買って帰ろうかな?


治安も比較的に良さそうだし、活気もありこれから楽しく過ごせそうだと思った。


それから十五分ぐらい歩き、大きな家の前まで来た。


ここが町長の家だ。


結構大きな町なだけあり、町長の家も中々でかかった。


家の前つくと同時に中からガタイのいい男の人が出ていた。


多分この人が町長なのだろう。


「ネニュファール家の長女、エレスティーナ・ネニュファールです。

町長さんで間違いないですか?」


「はい、私が町長です。

立ち話も何ですし、中に入ってください」


「ありがとうございます。

それでは失礼します」


そう言って私とヴィルデは家の中に入っていった。


特に町長と話しておかなければいけない重要事項などもなかったため、お土産を渡し、軽く雑談をして町長の家を出た。


「ヴィルデ、さっき寄ったリンゴ屋に行ってリリ達にお土産を買って帰ろう」


「そうですね。

その方がリリ様もお喜びになるでしょう」


ヴィルデからも同意をもらいリンゴ屋に向かった。


リンゴ屋の近くに来ると、さっき来た時とは違い多くの人がいた。


「さっきより人がいっぱい居るね。

何かあったのかな?」


「どうなのでしょうね?

何か忙しそうですし、今日は寄るの辞めときますか?」


「いや、とりあえず覗いて見て無理そうなら帰ろう」


「はい、わかりました」


そうして私は、リンゴ屋に近づいて行った。


「あ!

エレナ様!」


「はい!?」


いきなりリンゴ屋のおばちゃんに大声で呼ばれビックリしてしまった。


「ほら、皆静かに」


おばちゃんがそう言うと、リンゴ屋に集まっていた人達は静かになり黙って話を聞く。


「この子がさっき言っていた公爵令嬢のエレナ様よ。

これからも当分ここで暮らすらしいから皆、優しくしなさいよ」


「おう!任せとけ!」


「エレナ様って言うのね。

可愛い!」


「ここのことでわからないことがあったら何でも聞きにきてよ」


何故か皆、お祝いムードで私は困惑してしまう。


「え?

え?」


「エレナ様、とりあえず挨拶した方が良いのではないですか?」


そのヴィルデの言葉で私がまだ挨拶をしていないことに気づき慌てて挨拶をする。


「あ、皆さん初めまして、ネニュファール家の長女、エレスティーナ・ネニュファールです。

エレナって呼んでください。

これから何かと迷惑をかけるかも知れませんが何卒よろしくお願いします」


私はそう言って頭を下げた。


「リンゴ屋のおばちゃんが言うようにエレナ様は礼儀がしっかりしていていい子だな!」


「そうね!

可愛くてそれでいて礼儀が出来る!

もう完璧ね!

やっぱりおばちゃんが言ってたことに間違いはなかったのね」


と街の人達が口々に言う。


「あ、エレナ様ここに何か用事があってきたの?」


リンゴ屋のおばちゃんが思い出したかのように聞いてくる。


「あ!そうでした!

妹と家の使用人達のお土産にここのリンゴを買って帰ろうと思ってたんです」


「そうなのかい!

エレナ様は優しいね!

よし!今日はサービスだ持っておいき!」


そう言っておばちゃんは五十個ぐらいのリンゴを入れた袋を渡してくれる。


「いえ、ちゃんと買いますよ?

そんな迷惑かけられません!」


「いいのよ。

今日は、特別よ。

明日からはちゃんと買ってもらうから」


おばちゃんが笑いながらそう言う。


「わかりました。

今日は、有難く貰います。

また今度沢山買いに来ますね」


「期待してるよ」


私とおばちゃんの話が終わると周りの人達が何かを持ってきた。


「エレナ様!

これも持って行ってくれ」


「エレナ様!

これも食べてーな」


そう言って持っていた袋をどんどん私に渡してくる。


「あ、え、えっと!?」


「おい、皆、エレナ様が困惑してるだろ。

サービスはまたエレナ様が店に買いに来てくれた時にしなさい」


おばちゃんが助け舟を出してくれる。


「「「はーい。

エレナ様また買いに来てね」」」


街の人達がそう声を合わせて言う。


あまりの息の合いように笑ってしまいそうになった。


「はい!

また寄らせてもらいますね!」


そう言って私とヴィルデは大量のリンゴと何かが入った袋をもって屋敷に帰った。


今日も読んで下さりありがとうございます。

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