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31【特殊魔法の問題】

本日2本目!

3本目は修正部分が多そうなので1、2時間ぐらい間を空けます。

コンコン!


「ローゼとダリエです。

入りますよ」


そして、お母様達がお父様の部屋に来た。


「おう、早かったな」


「そりゃ、あなたが私達二人を急に呼び出すことなんて普段しないことだからよっぽどの事だと思って急いで来たのよ」


「まぁ、座ってくれ」


「わかったわ」


「わかりました」


お父様を挟むような感じでお母様達が座った。


机の上には既に水晶が持ってこられており、準備は万全だ。


「ここに水晶があるってことは、エレナの魔法適正の話し?」


「ああ、そうだ。

まあ、とりあえず見てみよう。

エレナ、頼む」


「はい、お父様」


そう言って目を閉じ水晶に手を当て、魔力を送る。


今回は前回の様な失敗をしないよう、少しづつ魔力を送っていく。


ふうわぁ〜と光り始めたので魔力を送るのを止め、お父様に見せる。


「おお!

本当だ!

良くやったぞ!エレナ!」


「どうしたんですか?」


「何が載っているんですの?」


そう言ってお母様達も水晶を覗く。


「え?うそ!?」


「まぁ!?」


二人共、凄く驚いてるなぁー。


「ゴホン!

エレナが、特殊魔法を三つ使えることはわかった。

だが、これは少し困った事になるかもな」


お父様が真剣な顔でそう言った。


「え?何故ですか?」


私より先にローゼお母様がお父様に聞いた。


「いや、考えてもみろ、今まで適正がある人が全然出てこなかった特殊魔法を三つも使える人が出てきたんだぞ?

周りのやつがほおっておくわけないだろ?」


「それもそうですね」


私以外の人が真剣な顔で考え始める。


かく言う私は、何が大変なのかイマイチわかっていなかった。


あれ?珍しい魔法が使えるのっていい事じゃないの?

なんで皆、困った顔してるんだろう?


皆、忘れているかもしれないがエレナは五歳児で、元の世界の記憶があるだけの勉強も出来ないお馬鹿さんなのだ。


「あのー。

何が困るのでしょうか?」


「あぁ、そうだな、説明しないとな。

エレナは賢いからわかってるもんだと思っていたが、五歳児なのだからわからなくて当然か」


そうしてお父様が説明してくれる。


「今まで使える人がいなかった特殊魔法が使える人が出てきたんだ。

これが世間にバレると大ニュースになり皆がお前の事を知っているって状態になる。

まぁ、ここまでならほっといてもいいんだが、研究者や教会の連中が面倒なんだ。

研究者の中には狂ったやつも多くいるんだ。

自分の研究を捗ることなら何だってやる奴らが。

そんなヤツらからしたら、腹立たしいことにエレナは何としてでも手に入れたいモルモット何だよ。

もちろん私達が絶対にそうはさせないが、もし誘拐でもされれば、人体実験の道具にされるんだ。」


お父様がとても渋い顔で言った。


「そして、教会も同じぐらいタチが悪い。

エレナは光魔法も使えるだろう?

あいつらは絶対にそこに目を付けると思う。

光魔法は治癒魔法とも言われる治癒に特化した魔法なんだ。

教会は、水魔法を使って治療も行っているだろ?

そもそも教会が今のようにでかくなったのは光魔法を使える人が聖女と呼ばれ、人々の治療をして人望を集めていたからが大きいんだ。

そこからその聖女が亡くなってしまって少しづつだが教会の力が落ちていってるのが今なんだよ。

そこに光魔法を使えるエレナが現れるんだ。

そんなの第二の聖女として教会に取り込み、エレナを広告塔にして信者を集めて力を取り戻そうとするだろう」


「何となくわかりました。

この事がかバレると私が誘拐されたり駒として使われる可能性があるってことですね」


「そういう事だ。

我家は公爵家だから下手に手を出せないとは思うがもしもということがある。

だから、この事は出来るだけ秘密にしようと思うのだがどうだ?」


そうお父様が皆に聞いた。


「そうですね、そのほうがいいでしょう」


そのローゼお母様の言葉に皆が頷く。


「王様には報告をしないといけないが、王様にもこの事は秘密にしてくれとしっかりと頼んでくるよ」


「よろしくお願いします」


自分がモルモットにされたり駒のようにこき使われる事を想像してしまい泣きそうになるのを堪えながら言った。


そんな私の頭をお父様が撫でてくれる。


「大丈夫だ。

絶対にお前は守るからな」


「お父様、ありがとうございます!」


その暖かい言葉に涙が出てきて思わずにお父様に抱きついてしまった。


「ご、ごめんなさい」


私が慌ててお父様から離れようとすると。


「いいんだよ。

お前は私達の可愛い子供なんだ。

もっと私達に甘えなさい」


そう言ってお父様が私の背中にそっと腕を回し抱きしめてくれた。


「わぁぁぁ うわぁー!」


周りでお母様達とヴィルデが涙ぐんでいることも知らずに、私は、涙を我慢することが出来ずに大泣きしてしまった。

今日も読んで下さりありがとうございます。

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