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大鴉の恩返しは傍迷惑  作者: noll
灰色編
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27/84

脚本《王子の住まうブレイン王城》


《王子》『ああ、後少しで舞踏会。一体どんな子がやってくるのでしょうか。舞踏会が待ち遠しい限りよ!』


 ――ここで、家来の一人が登場。


《家来》『王子! 居られますか王子!!』

《王子》『ここよ! 一体全体、そんなに慌ててどうしたの!!』

《家来》『申し訳ありません。王城に不審人物が乗り込んできてしまい、その御連絡に参りました!』

《王子》『不審人物? それは本当!? 警備はどうなっているの!!』

《家来》『大変申し訳なくッッ! しかし相手は下着姿の女なのです。流石の我々では止めるに止められません!!』

《王子》『なに、女? ……下着姿ですって! なんと破廉恥な!!』

《家来》『誠にその通りでございます』

《王子》『よし。ならばその女を捕まえ次第、此処に連れてきなさい』

《家来》『……は? 王子なにを仰って?』

《王子》『ふん。女が下着姿など愚の骨頂! そのふざけた考えを、この私が改めさせる必要があります!!』

《家来》『な、なるほど。流石は王子! 不審人物にまで手を差し伸べる優しさ、私は感心いたしました!!』

《王子》『ならば早く女を捕まえてきなさい』

《家来》『御心のままに!!』


 ――家来退場。


《王子》『しかし、王城に下着姿で乗り込むなどなんと胆が据わった女でしょう。これは少し面白そうですわ』


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