表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

迷子のB(1)

「ってことで、今日からこの子、宜しくね。A」

「……へ?」


***


「ちょ、ちょっと待ってお母さん。この子、誰!?」

「ヨロシクネ」

 棒読みのように言われても……。

 A。14歳。可憐で可愛い女の子。……言い過ぎた、すみません。

 そんな私は現在、パニックに陥っている。

 学校から帰ってくると、玄関にいたのは母と……見知らぬ、小さな、男の子。


~数分前~

「ただいまぁ」

 いつも通り、玄関のドアを元気よく開けて、元気よく帰ってきたことを宣言する。……と、目に飛び込んできたのは良く分からない光景だった。

 学校から帰ってきてドアを開けたらお美しいお母様と、知らない黒髪の男の子がいたのはとんでもない光景だよね!?

「あ、A。おかえり」

「あのおかえりは良いんだけどその子は誰!?」

 まさかお母さんの隠し子……!?

「この子はB。ちょっと友達の所に迷い込んだらしくて、親が見つかるまで預かることにしたの」

 なんだ……。隠し子じゃないんだ。

「……親なんて見つかる訳ないよ……」

 ……?

 お母さんの隠し子じゃないことがわかって良かったけど。小さく安心した時になにか言ったB君の事が気になって。

「B君? ……どうしたの? なんか言ってたけど」

 そう、私が言うと、B君はハッとしたように顔をあげて笑顔になった。

 無理矢理貼り付けたような、どこかぎこちない笑顔。

「ううん。なんでもないです」

 やっぱり、不自然な笑顔。もしかしたら……。

「B君、迷い込んだだけじゃないよね。なにかあったんだったら、話してくれると嬉しいな」

 悩みがあるなら、消してあげたい。昔から、そういう子なんだ。私は。

「本当に、なんでもないですよ」 

 簡単に、心を開いて貰える訳じゃないみたいだった。

 B君は可愛い感じの男の子です。

 キャラ設定を入れて欲しい方は言って下さい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ