架空職業・監視屋ときお『Eater』
超巨大国際都市、東京。通称帝都。
ここには『仕事屋』と呼ばれる者たちが人知れず潜んでいる。
『監視屋』『護り屋』『奪い屋』『運び屋』『修復屋』…。
あるものは異能で、
あるものは知恵で、
あるものは技術を使い、
彼らは帝都に蔓延る悪意と戦う。
渦巻く光と闇の中、『仕事屋』は確かに存在しているーーー。
診断メーカー『仕事屋さんになったー』から触発され、Twitter上で投下したストーリーを、編集、加筆したのものです。
Twitter上では『#架空職業』のタグ付きで投下しています。
【診断結果】
TOKYOは監視屋です。性別は男、桃色の髪で、変態的な性格です。武器は不明。よく一緒に仕事をしているのは掃除屋で、仲が悪いのは奪い屋です。
http://t.co/T57mAsrH
監視屋ときお
張り付いたような笑顔が特徴的な、長身の監視屋。髪はピンク。謎が多く、不気味な噂が絶えない。そら豆に手足と一つ目がついたような不思議な生物『メマメ』を使役する。壊れた玩具のような、ほのかな狂気を身にまとっている。
修復屋 李燕
体液によって修復・治療を行うミステリアス系美女。主に唾液によって修復を行うため、状況によっては修復風景は『食べている』ように見える。治療対象者の恐怖や戸惑いにエクスタシーを感じる変態。
『Lunch time』
「ナぁ、オマエこうイウのっテ治せるノか?」
「アラァ…派手にやったわね。いいわよ」
「頼ム」
「…」
「…」
「やっぱり見るの?」
「アぁ」
「普通は見たがらないのよ、私の修復って」
「こウいうノッて見ナい方がコワクね?」
「案外臆病なのね?」
「ソうかもナぁ」
「否定しないのね、つまらないわ」
「…」
「…はい、終了。ごちそうさま」
「ナぁ、知ってルか」
「何を?」
「食事風景ッて、動物的に無防備な姿ノ1つなンだゼぇ」
「…言うわね」
「お互いサマだ口ぅ?(ケラケラ)」
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『Special menu』
「…ア?」
「あら、おはよう」
「…オレは」
「死にかけてたのよ。大変だったわあ。あの着物のおにーさんが私を呼ばなかったらあなた死んでたわね」
「…そウか」
「…ふふ」
「ナに?」
「あなたでも死ぬときは怖いものなのね」
「…うマかッタか?」
「ええ、とっても。ごちそうさま」
ときおは「チャンスがあったら死にたいなぁ」と思っているゆるい死にたがりなのですが、いざその時になったら多少なりとも恐怖はあると思います。