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球技大会~二週間前~



今年、最初の行事。




※※※※※※※※※※※※




「全員参加する種目は決まりましたね。では、これで終わります。」



学級委員の声に挨拶をして放課後に入る。球技大会は関係なく放課後は部活だ。

アイツに捕まらないように早足で教室を出ていく。



「加賀見、バスケ頼んだよ!」


「アンタが頼りだから!」


「初心者を頼りにするな!!」



廊下を歩いてるとクラスメート達が声をかけてくる。話してる内容の通り、私の選択した種目はバスケットボールだ。



球技大会では私の学校では三つの種目を選択してやることになる。


バレー、バスケ、卓球だ。

去年はバレーだったので今年はバスケにしてみようかなと思いバスケを選択してみた。


もう一つの理由としてはバスケは一番激しい種目だ。そんな種目に出る女子は全力で勝ちにいこうとする子が多いので、私の存在が薄れるはずだ・・・多分。



まぁ、私的には身体を動かせたらそれでいいので何でも良いのだが。




そう思いながら最近開けるのが少し怖い下駄箱から靴を取り出した。




※※※※※※※※※※※※※※※




「「「「「「ありがとうございました!!!」」」」」」










「玲、アンタ今回は何に出るの?」


「んー、バスケ。」



普通に聞かれた質問に普通に答える。


しかし、その質問に対しての答えは少し斜め横からやって来た。





「えっ!?」



「「んっ?」」



驚いてこっちを見たのは後輩だ。

明らかにビックリした顔で固まっている。


何があった?



「えっ、どうしたの?」


「加賀見先輩、バレーじゃないんですか?」



ん?


「どう言う事?」



「先輩、変更しませんか?今なら間に合いますよ!」




とんでもなく必死に種目を変えるよう言ってくる後輩。


・・・嫌な予感しかしない。




「玲、アンタ選択間違えたわよ。」




「あぁ、それを今悟ったよ。」




必死に説得しようとしている後輩を横目に、友人である木戸 紗弥加と神妙に頷きあった。






当日怪我人が出ても知らないからな。





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