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さんまが宣伝してるミートソース

作者:

神の企み



 彼は怒っていた。人間の身勝手さに。

 彼は神である。地球に人間をつくったのは彼なのだ。そもそも地球自体が、いや、宇宙そのものが彼の創造物なのである。

 怒りの理由は、いつまでも止まない人間同士の殺し合いと、ひどくなるばかりの環境汚染、そして環境破壊。今では宇宙空間にまでゴミが放たれている。

 何よりも許せないのは海に対する汚染だ。惑星の海とは、その惑星の「生命の母」なのである。その母を汚しているのだから、犯した罪は、まさに海よりも深い。

 だが彼に打つ手はなかった。人間を矯正するには、すでに遅すぎたのだ。神にも限界がある。

 だから彼は新しい人間をつくることに決めたのだ。そうなれば今いる人間は、いずれ駆逐される。

 彼は人間に知られないように、前人未踏の地を選んだ。未開の地にある海に新しい人間をつくることにした。

 それには女性がいい。記念すべき最初の一歩は健やかに踏み出してもらいたい。

 好戦的な男は不要だ。そのために新しい子孫のつくり方まで編み出した。

 そして彼は、小さな入り江の中に、新しい人間の卵を、そっと投入した。この海の水が彼女を育てる羊水になる。半年後、一人の美しい、そして新しい人間の女性が誕生するのだ。

 ──二ヵ月後、彼女は人間の形になった。三ヵ月後には少女に、四ヵ月後には成人の女性に。しかしまだ海から出すことは出来ない。それが出来るのは感情を与えてからだ。

 が、

 この前人未踏の地に一人の男が侵入して来た──!

 男は冒険家だった。未開の地を好んで訪れる人種だ。神の試みなど知りようのない冒険家は、入り江に浮かんでいる裸の女性を見て、思わず次のように叫んだ。


 あ、人が溺れている!



ここにあった作品は、このサイトから移動しました。

最近、作品を書いてないなー。三年くらい。

映画も少ししか観なくなったし。小説は十年くらい読んでないし。

でも、文章は自分なりに完成させたから、まあいいか。

そんな感じ。

だんだんと涼しくなってきましたなー。すぐ寒くなるぞ。

クリームシチューが食べたい。最近はそう思います。

さんまが宣伝してるミートソース、まあまあ美味しい。

他のみたいに不味くはない。量は少ないけど味が濃いので二回分ある。

そう考えれば、お得。また買って食べよう。

ミートソースが好きだから! アニハセホー!

韓国語、合ってんのか?

何文字以下ははじかれるので、いらないことを書きました。

ハイリハイリフルハイリホー! 合ってんのか?

題名「まさかのロボット」



 二〇〇八年三月×日。

 人の思考を読み取って行動するロボットが一般に公開される日がやってきた。

 広い会場は招待客で一杯になった。その中には記者達の姿もあった。

 ロボットの操縦は開発の指揮をとったK博士がする。博士の頭にはロボットの操縦に必要な装置が取り付けられていた。それはそんなに大袈裟なものではなく、スクーターのヘルメットのようだった。大掛かりなシステムはどこにもなかった。

「それでは完成したロボットの登場です!」

 博士の掛け声でロボットが登場した。体長一メートル六十センチくらい。二足歩行をする人に近い体形をしたロボットだった。材質は強化プラスチック。

 自信満々に博士が説明を始めた。

「今から私が頭で考えた通りのことを、このロボットが実行致します。今日は女優の谷藤美菜子様に来て頂いておりますので、ロボットを使って彼女のために花束を作ってみたいと思います」

 博士の言葉が終わったと同時にロボットが行動を始めた。

 会場に飾られている花の中から幾つかを抜き取ると、あらかじめ用意されていたテーブルの上で綺麗に束ねて谷藤美菜子に向けて手渡した。しかも、その途中で子供から差し出された手を取って握手までした。

 どよめくような感嘆の声。そして盛大な拍手。興奮した記者達が博士を取り囲んだ。だから博士は全く気づくことが出来なかった。


 その直後、博士のロボットが、谷藤美菜子のスカートを必死でめくり始めたことに……。

                             了


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