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小桃が思うこと  作者: 小桃 綾


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心に残る言葉②

 先にお伝えしておきます。

 私は神仏を信じていますし大好きですが宗教には興味がありません。(人として正しく生きるための教えは真剣に聞きますが)

 今回のお話は若干宗教的な話になりますが、絶対に紹介っぽい話にはなりません。

 人それぞれ、心に残る言葉があると思います。


 心が温かくなる『いい言葉』もあれば、忘れたくても忘れられない『イヤな言葉』もあります。誰かから貰った言葉だけでなく、誰かに言った言葉もあるでしょう。


 私にもいくつかありますが、三年ほど前に見かけて以来ずっと心にも、物理的にも残っているその言葉を、どうか聞いて下さい。



 その日、私はタブレットで動画を見ながら晩ごはんを食べていました。

 見ていたのは『死後の世界』を紹介する動画で、肉体から離れたばかりの魂と、その魂に死後の世界を説明する『案内人』の会話形式です。


 案内人の説明はこうでした。

『先に進みたいと思えばこの世界を離れて次に進めます。最終的にどんな魂も一つの場所に辿り着きます』


 魂は問いかけます。

「天国や地獄があるのでは?」


 案内人の答えはNOで、差別区別なく同じ場所に行くというものでした。


「善いことをした人と悪いことをした人が同じ扱いになるのは不公平だ! 善いことをして生き続けた人がバカみたいだ!」


 魂は不満を案内人にぶつけますが、それに対する案内人の言葉は──


『貴方達は罰がなければ善い行いが出来ないのですか?』



 5秒ほど経ってから動画を一時停止。言葉の意味を理解するより早く、よく分からないけどヤバいことを聞いた気がして再生時間のスクロールバーを戻しました。

 さっき聞いた言葉が字幕付きで画面に表示されたところで再び一時停止、その画面をしばらく見つめて、私なりに出た考えがこちらです。



 罰があるから悪いことをしないのか?

 人に褒められたいから善いことをするのか?



 法律や決まり事を守るのは当たり前のこと。それらは人が生きられるように人を守るもの。でもそれは国の文化に依って変わるし、もしそれがなかったら暴力的な行為で淘汰されるだけ。


 それが必要なことは分かります。ないと大変なことになります。悲しく思うのは『大変なことを起こす人』がいるということ。


 人はなぜ優しく生きられないんだろう。


 そんなことを思いながら、タブレットに表示されている画面をスマホで撮影しました。

 言葉の深さにショックを受けて動揺していたんでしょうね。スクショではなくアナログな撮り方で撮ったくらいですから。

 こんな撮り方をしたからガビガビな画面写真を、今も大事に保存しています。



 心に残る言葉はたぶん次に書くものが最後になると思います。

 今回の言葉にも通じる内容の言葉、大事に書きます。


 生きていれば『心に残る言葉』がどんどん増えていくはず。


 皆さんの中のそれが、良い言葉でいっぱいになりますように。

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― 新着の感想 ―
私も因果応報や、悪人には罰があるという考えが嫌いなので、エッセイの内容に共感しました。 ※解釈が間違っていたら大変申し訳ないです。 沢山の人たちが暮らすうえで、ルールは大切です。 法律の制定は必要で…
 性善説と性悪説がテーマでしょうか。  だとすれば私は性悪説の支持者です。  人の本質は邪……とまではいいませんが、万物は何かを吸収し消費し続けなければ自身を維持することは難しいわけで、それを悪とみな…
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