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小桃が思うこと  作者: 小桃 綾


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お水のお供え

 小さい頃、私は仏壇のお水を替えたことがありませんでした。

 毎日の御膳や頂き物をお供えするときに拝むことはありましたが、お水を替える知識も意識もなかったです。


 当時、実家の近所に住んでいた叔父夫婦は娘を連れて月に1〜2回家に遊びに来ていました。そして、遊びに来ると必ず最初に仏壇の前に行き、娘にお水を替えさせていました。

 それを見ていた当時は何も思いませんでしたが、いま思うと素晴らしい人達だったと思っています。


 昨年末、ふと思い付いてChatGPTに聞いてみました。

『仏様にお水をお供えする行為にはどんな意味がありますか?』


 理由も分からずにやっている行為、それにどんな意味があるのか気になったんです。

 教えてもらった理由は宗派によって意味合いが違うみたいですが、共通するのは『亡くなった人を思う心』だと思いました。



 別の話になりますが。

 私がご先祖様のことを強く思うようになったのは今から三年近く前。精神的に病んでしまってカウンセラーに相談に行ったことがキッカケです。


 受けたカウンセラーは実は精神科ではなく、スピリチュアルカウンセラーでした。守護霊様の声を聞いて代弁するというもので、胡散臭いと思う人は大勢いるでしょう。私も思っていましたし、もしかしたら不安感を煽って壺を売りつけてくるかもしれないとも思っていました。でも私には、精神科ではなくそれを選ばなければならない理由がありました。詳細は言えませんが。


 緊張しながらカウンセラーと話をして、その結果、私のヤバかった状況は改善しました。あ、壺も御札も買わされていませんし、勧められもしませんでした。


 そのカウンセラーとの会話のこと。席について軽く挨拶を交わしたあと、最初に言われた言葉があります。


『先祖供養していますか?』


 実家を離れて以降、私が先祖供養に関わったのはお盆の墓参りだけ。それを伝えてから相談内容の話に移っていきました。

 (信心深いかどうか判断して話術を変える手法かもしれませんが)


 カウンセラーとの会話から一週間後、実家と同じ宗派のお寺が近所にないか探して回向供養をお願いして。

 その頃から、ご先祖様のことを強く思うようになりました。


 前まで仏壇のある座敷で眠るのに抵抗があったのに、今は座敷で眠りたいと思うほどになり、そんな私に母が何か感じたのか分かりませんが、お線香の立て方を教えてくれました。

 お線香の火を口から吹く息で消さないことぐらいしか知らなかった私に、火の付け方から線香への火の移し方、立て方までの一連の動作。そして、それぞれの動作に含まれている意味も。


 すごく嬉しかったです。

 元々物事の理由を知るのが好きな性格で、義務教育では教わらない『必須ではないけど大事なこと』を母から教えてもらったから。

 そのとき、幼い頃に見た叔父夫婦と娘のことを思い出しました。子供にやらせて覚えさせていたんだな、と。



 霊感ゼロなので感じることは出来ませんが、ご先祖様はいつも見守ってくれていると、思っています。

 心霊体験という程のものではないですが。


 カウンセリングを受ける日の朝のこと。ベッドで眠っていた私はお尻をポンと叩かれた気がして目が覚めました。

 一人暮らしで仰向けの状態で目が覚めて、お尻を叩かれる訳ないのに。


 もしかしたらご先祖様がヤキモキしてせっついた?

 カウンセリングの時間に遅れないように目覚ましをセットしてるのにその三十分前に起こすなんて。せっかちなところは間違いなく私のご先祖様だろうな。



 そしてその日のめざまし占い:さそり座の運勢

挿絵(By みてみん)


 今もたまに落ち込むことはありますが、何とか生きられているのはこの日のおかげ。ご先祖様や守護霊様のおかげ。

 そう思いながら、毎日お水とお線香をお供えして手を合わせています。

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― 新着の感想 ―
そういえば学生の頃は仏間で一通りしてたなあ。 ご飯をあげて、水を替えて、蝋燭と線香を立てて、たまに読経する(・∀・) 今の生活は流石に読経がなくなったけど(・_・;)
 そういえば……。  私も物心がつくまではそういうことをやってましたけど、やめてからは運気が下がったような気が。  ですが何でもかんでも拝み倒すなという意見もあるんですよね。  多分それは霊との一種の…
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