実家への贈り物
回数はそれほど多くありませんが、私は実家に贈り物を送ります。
使い心地の良い入浴剤だったり美味しかったお菓子だったり。
今回は、いまから数年前に送ったもののことを書きたいと思います。
私が注文して実家に送ったもの、それは卓球台。
秋の稲刈りで帰省したとき、母から『卓球台を買おうと思っている』と聞きました。冬場は家にこもって何もしないから、家の前にあるビニールハウスに置いて運動するつもりだったようです。
ちなみに実家のビニールハウスは春頃だけ農作業に使い、夏から冬は洗濯物を干すのに使う程度。広いし暖かいしで有効活用できます。
購入検討しているものが掲載されている通販カタログを見せてもらったとき、愕然としました。
これ、オモチャじゃん!
カタログに載っているイメージ写真は大人二人が普通にプレーしている。でもサイズの数字を見るとちゃぶ台程度。
ちなみに母は選手とまではいきませんが卓球が出来る人。こんなの買ったらストレス発散どころか逆にストレス溜まる。そう思い、「私が買う。買ってあげたい!」とネットで探し始めました。
公式サイズのものを見つけ、父と一緒にビニールハウスに行って設置した場合のサイズを伝え、その後にポチりました。
卓球台が届くのは私が実家を出発する数日後。一緒に組み立てられないのを残念に思いながら、実家を後にしました。
帰省から戻って一週間後、母から写真が送られてきました。写っていたのは、卓球台を背にした近所のおばちゃんたちの写真。
笑顔いっぱいのその写真に私も笑顔になったのを覚えています。
翌年、帰省したときに母から聞かされたことがあります。それは、夫を亡くした奥さんに声をかけて卓球に誘ったときのこと。遊び終わったあと、母がその奥さんから言われたそうです。
「もう笑えないと思ってたけどいっぱい笑った。誘ってくれてありがとう」
受け取った物を上手く『使って』くれている母に嬉しくなり、尊敬します。
今年もまた、近所のおばちゃんたちと卓球をする写真が送られてきました。買った金額は安くなかったですが、金額以上の価値があった買い物だったと、今でも思っています。
ヤバい!
帰省出来ない代わりの贈り物考えてなかった。今年は何を送ろうかなぁ。




