表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
300字SS企画作品集  作者: RAN
22/23

星の降る日

第21回のお題は「まさか」。9/7(土) 21~23時

 彗星がこの地を横切った日、魔女が死んだ。

――これを聞いて、あなたは何を思い浮かべましたか?

――彼女がなぜ死んだのかを知りたければ、あなたの物語を私に聞かせてください。

 そう書かれた広告が、あちこちに貼られた。

 この広告を張りだした魔法使いは、世界に多大な功績を残した偉大な魔法使いだった。

 広告には、ある日が指定されていた。

 偉大な魔法使いにあやかりたいと思う人々が、こぞって彼の自宅へ押し寄せた。

 そして彼らが見たものは、ベッドに横たわる魔法使いであった。

 魔法使いは、戸口に立つ者たちを見て、にやりと笑った。

「まさか」

 誰かがそうつぶやくと、皆空を仰いだ。

 その日、その地に多くの流星が降り注いだという。


(296文字)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ