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「陰キャ童貞が!」と学校一のイケメンヤンキーに馬鹿に されていた俺。好きな女にまで小馬鹿にされていたけど、実は経験済みだし喧嘩上等の最強ヤンキーなんだよねww

「おはようインキャくんww」


俺のこと、ガリ勉眼鏡だと思ってる女のおでましだった。


今日は一段と勉強頑張ってるみたいだけど、

ここは底辺校なんだから、そんな勉強しても無駄だよ?


なんでそんなに真面目にやってんの?

馬鹿じゃない?


顔は俺の好みドストライク。

だが、いかんせん、この性格の悪さは

いただけないな。でも、俺、こいつが

実はいい奴だってこと知ってる。


ボロボロの捨て猫を保護して、学校の掲示板に飼い主募集の貼り紙をしてみせたのは

何を隠そう、目の前にいる金髪ギャルだった。


彼女の名前はハルヒ。


春の日と書く。その拾ってくれた猫だが、

実は俺の飼い猫だった。家で飼っていたのだが、ある日突然、外に出てしまい、迷子になって戻って来なくなったのだ。


猫は俺が引き取った。もっとも、

もともとは、俺と母親が飼っていた猫だった。


「おまえさ、俺に構うなよ。

勉強の邪魔だ。あっち行け」


「なーによー。もぉ、連れないなぁ。

折角、私が胸の谷間、見せてあげようとしてんのに。みたくないの??未経験くん?」


俺は実を言うと未経験ではない。

経験者だ。この女は勝手に勘違いしてるだけ。


「あ、そうか、刺激が強すぎるのか?

こーゆー、光景、間近で見たことないから?」


「...あるんだ。実は。

もう見慣れてるっつーか...」


「...な!?嘘よ、見るからにモテない童貞インキャくんが、そんなことあるわけないってw」


「おまえな、俺の隣の席になってから、

ちょっかい出し過ぎ?もしかして、

俺に気があるとか??」


「は!?あるわけないじゃん、

ほんっと、それ、あるわけないから!」


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