表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/54

闘いの後

その後およそ15分に及ぶ格闘の末、2匹のGは床の上で動かなくなった。

彼が額にかいた汗を拭っていると、隣では急に冷静さを取り戻した園田が、

「まあ、本当は叩いてほしくはなかったんだけどねえ。」と言った。


彼が「は?」と言うと、園田は物知り顔で

「いや、叩くと中の卵が出てくるって言うじゃん?」と答えた。

さっきまで泣き叫んでいたのと同じ人間とは思えないほどの憎たらしさである。


彼は腹が立ってGを投げつけてやろうかと思ったが、不穏な空気を察したのか園田は、「すいません何でもないです。」

と言うと、そそくさと約束のアイスを買いに行った。


彼はふーっと息を吐くと、床の上の2匹のGをみつめた。

こっから先も嫌なんだよなあ、と彼は思った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ