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第四話 万魔の起源

 六匹の魔狼と一体の人狼が森の中を疾走していく。人狼―士郎は魔狼と同じように四つの手足を用いて大地を蹴っていた。

 士郎を中心とするこの群の移動速度は時速にして約七十キロメートル。地球の狼ならばに十分程度しか維持できない速度だがこの世界の屈強な魔狼にとって、この程度の速度を維持するのは造作もないことだ。

 無論、士郎に対してもそれが当てはまる。それどころか、二足走行の状態で魔狼以上の移動能力を誇るため、四足走行ならば更に移動速度を上げても問題はない。


(大分四足走行にも慣れて来たが・・・体格が猿に近いからなのか、ギャロップ走法が合っている。それにしても、ギネスブックから気になって調べた情報がこんなところで役に立つとは予想外だったな・・・いや、そもそも異世界転移自体が予想外だったか)


「おい、魔狼リーダー・・・いや、呼びにくいな。アルファでいいか。獲物は近くにいるのか」


「ウォン!」


 士郎の横を走る魔狼のリーダーは名前を付けられ、元気の良い返事を返す。これは名前を呼ばれて喜んでいるだけのように見えるが、“王”スキルの補助効果もあり、士郎の言葉を肯定しているのは伝わっていた。

 薄い泥の臭いに混じる獣独特の臭い、この匂いを発している相手が今回の狩りのターゲットであることを理解する。泥の臭いがする原因を少し考えるが、良く分からず疑問が残るものの近くに泥沼でもあるのだろうという推察に落ち着かせた。

 微かに獲物の呼吸音が聞こえてくるほどに近づくと魔狼たちは減速する。そして、体制を低くすることでその体を茂みの中に隠した。勿論、士郎もそれに倣い身を屈める。

 そこにいたのは目視で体長三メートルほどもある巨大な猪だった。これはアメリカジョージア州で射殺されたイノブタに近い。即ち、体重もそれに近々しいことが予想できる。泥の臭いがしたのはこの猪が泥浴をしてきた後だからであろう。士郎としてはついでに水浴をしてきて欲しかったところだが野生動物に捕食者への気遣いを期待するの見当違いである為諦めている。

 ゆっくりと森を歩いていた猪は魔狼たちの僅かな気配を感じ取り、立ち止まって辺りを見回す。しかし、臭みらに身を隠している魔狼たちは勿論、“隠密”スキルを意識して隠れている士郎の存在を確認することは出来なかった。

 猪が周囲に警戒し立ち止まっている間に慎重にその側面へと回り込んでいく。草の擦れる音は“五感遮断”によって猪へは届かない。

 集団で狩りをする狼にとってアイコンタクトでの意思疎通は重要である。最近の研究では狼はコミュニケーションに視線を活用する能力が特に発達していると結論付けられている。その為、士郎が吼えて威嚇しろと視線を向ければ、それを理解し、実行する能力があるということだ。


『アオォォォォォォン!!!』


「ブモ!?」


 その咆哮は鳥たちを驚かせ飛び立たせる。そして、それは猪にも一瞬の硬直を与えた。それを見逃す士郎ではない。大地を抉る様に踏み込み、草陰から飛び出し、その顔面へと蹴りを叩き込んだ。

 俊敏Fのステータスが生み出すスピードと物理攻撃力Fの力が哀れな猪へと突き刺さる。ステータスにして第四階位の速度と力は上位の冒険者にも通じるものだ。それを低位の魔物にぶつければどうなるかは火を見るよりも明らかだ。

 まるで木綿豆腐のような柔らかさに蹴りを中断し、影を周りの木に巻き付け減速したが、頭蓋は陥没し、そこを起点に宙へと吹き飛ばされる。その轟音と飢餓が薙ぎ倒されていく衝撃に鳥たちはなお一層の事遠くへと飛び立つ。


「・・・・初めてだったからな。仕方が無い」


 自分が作り出した破壊痕に若干引いたが、反省をしても後悔はしない。そんなことよりも奥へと吹き飛んでいった肉の方が大切だった。

 吹き飛ばされ肉塊となった猪は頭部こそ悲惨なことになっているとはいえその他は所々木片が刺さっている程度で被害は収まっている。それでも肉に被害が出ていることに変わりはなく、若干ショックを覚えたが。


「レベルは如何だ?」


 幾ら相手を一撃で倒してしまうほど実力差があったとはいえ、それは三つの職業の合計されてステータスだからこそ成せた業だ。更にこの肉塊となり果てた猪、ファングボアは強さで言うと下級(ロー)から中級(ミドル)の中ほどに位置する魔物だった。よって、得られる経験も多い。

 また、ファングボアはゴブリンの希少進化であるホブゴブリンよりも強く、ゴブリンの経験値とは比較にならない。ただし、ホブゴブリン自体は所詮ゴブリンの希少進化先程度なので、かなりの数確認されてはいる為、経験値稼ぎをするならゴブリンの集落を襲いホブゴブリンどもを倒した方が効率もいいし、人からも喜ばれる。


職業(ジョブ)

万魔の起源モンストルオ・オリヘン Lv1

人狼の孤王リュカンロトプル・レクス Lv2

静寂の影シレンシオ・ソーンブラ Lv3


スキルポイント:13


(ほう、静寂の影シレンシオ・ソーンブラまでレベルアップしたのか。やはり、レベルアップに必要な経験値量は大分違うようだな。・・・ここまで溜まったなら、新しいスキルを取っても問題ない。しかし、何を取るべきか・・・?“孤高”はどう考えても周りに影響を与えるから却下。“暗殺”は今の所要らん。他には“因子”“適応”“学習”の三つか。スキル効果がどういう内容なのか気になるが、流石に三つも開放する余裕はない。となれば、“因子”と“学習”にしておくか)


【“因子”と“学習”をアンロックしました】


因子Ⅰ


学習Ⅰ

 観察眼 0

 理解力 0

 適正上昇 0


スキルポイント:8


因子:四つの条件を満たし、生物の血肉を喰らうことでその因子を取り込み、利用することが出来る。

条件その一、取り込み時、対象から二十四時間以内に採取したものである。

条件その二、血肉を喰らう時、対象が死んでから十二時間経っていない。

条件その三、取り込む血肉は生である。

条件その四、同じ対象から因子を取り込んでから二十四時間が経過している。

なお、一度に取得できる因子は一であり、それを百集めて初めて理由することが出来る。ランクⅠの段階で因子の限界レベルは一、限界保有数は十である。また、ランクを上げるためにはそのランクの限界保有数を満たし、その全てを限界レベルまで上げる必要がある。


学習:その名の通り学習するスキル。敵の技、味方の技の区別もなく限度は存在するが模倣若しくはそれに近々しいものを再現する。身を持って体験した方が身に着ける易くなり、見る、聞く、感じるの順で習得しにくくなる。学習し身に着けることは生存競争で最も大切なことの一つである。

観察眼:よく物事を観察する能力を上昇させる。見るという行為は何かを覚えることにおいては最も重要な事である。

理解力:物事を理解する能力を上昇させる。よく観察し理解することで技術の習得を促進する。ただし、対象の物事に対して理解できるほどの知識が無ければ成立しない。

適正上昇:魔法や武術への適性を上昇させる。


「・・・下位の項目が無いのは何故だ?」


 大抵のスキルには下位項目、言い換えるならばそれを構成する要素が存在している。勿論、“剛力”スキルのようなシンプルなものにも一つは必ず付いているものだ。つまり、“因子”スキルはかなり特殊なスキルということだ。その事を士郎は知る由もないが今までのスキルとの違いを疑問に感じ、思考に没頭しようとしていた。


「くぅーん」


「む?・・・ああ、俺が食べてからじゃないとお前たちは食べられないのか」


 狼の習性は異世界であろうとほぼ変わりはしない。群れの中で順位の高いものから食べなければならないので、士郎が食べない限り、魔狼たちは食事にありつけないのだ。その事に士郎も気が付き、一旦己の疑問をわきに置いておき、ファングボアだった死体へと近づいて行く。


(どれくらいの量でスキルが発動するのかだけは調べておくか)


 まず、ダメ元でファングボアの血を手に付け、少し躊躇しながら口へと運んでいく。そして口の中に拡がる血の味。


(・・・・・不味くはない、寧ろうまいように感じられる。これも人狼化の影響か)


 手についた血を綺麗に舐め取っていく。血の味をおいしく感じるのも何も獣は焼いたりせずに肉を食べるのだから、頭部が完全に狼となっている今の士郎が不味いと感じることの方がおかしいのだ。

 そして、手についた血を全て舐め取り、胃へと送り終える。それと同時に少しの、本当に少しの高揚感を覚えた。士郎はそれを見逃さずステータスを確認する。


因子Ⅰ

 ファングボア(1/100)


 手についた程度の血でも取り込めば発動する能力。まさに破格、人類がたどり着ける極地超越(トランセンデンス)級に恥じぬ性能だと言える。それでも本来の万魔の起源モンストルオ・オリヘンには遠く及ばないのだが。


(ほんの少しの血だけでいいなら苦労はしなさそうだ。生でなければならないという点だけが欠点だが、そこに目を瞑れば有用なスキルだな)


 “因子”スキルの初使用を終えた士郎は“学習”スキルの各項目に一ポイントずつ入れ、ファングボアの死骸へと手を伸ばす。鋭くとがった爪で皮を裂き、中から現れたピンク色の肉を抉り口へと運ぶ。これも美味しいものだった。味覚が狼に近くなったものあるが、ファングボアの肉は意外と柔らかく、食べ易いものだったのもあるのだろう。それからファングボアの約七分の一という驚愕の量を食した。士郎としてはまだいけたのだが、この後も移動する予定がある為、腹八分目程で止めにしたのだ。


「俺はもういい。あとはお前たちで食べろ」


『ウォンッ!』


 魔狼たちはロウからファングボアを食べ始め、あっと言う間にファングボアを骨にしていく。どうしたらあの体にそこまでの量が入るのだろうか。

 地球の狼、ここでは例として野生のシンリンオオカミを上げるが、その一日の平均採食量は六キロ程度で幾ら魔狼の体格がそれらよりも大きかったとしても異常としか言いようがない。

 人狼となった士郎が同じくらい食べたのだからこの世界では不思議ではないということだろう。


(さて、此奴らの腹ごしらえが済むまで何をするべきか。幸いにも“因子”に使用したポイントが少なかったからな。余ったポイントで“適応”を取っておくか。・・・その後は“因子”の『生物』の範疇に植物が適応されるかだけ調べておこう)


【“適応”をアンロックしました】


適応Ⅰ

 環境 1

 状況 1

 状態 1

 

スキルポイント:4


適応:ありとあらゆる自然環境、状況、自身の状態に適応し、肉体精神共に最善の状態を維持するためのスキル。

環境:周囲の自然環境に適応する。最終的にはありとあらゆる環境にも即座に対応できるような肉体が完成する。

状況:周囲を取り巻く状況に適応する。身体能力が必要ならば身体能力が上昇し、思考時間が必要ならば思考が高速化されていく。なお、これにはステータス的限度が存在する。

状態:自身に降りかかる状態異常などに適応する。肉体と精神の異常を治し、正常な状態へ戻すための抗体・耐性を身に着けさせる。


(なるほど、これがあれば弱い異常状態になる分には寧ろ利益になるのか)


 適当に草を毟って口に入れる。口の中に苦さが広がり土の味までする。はっきり言って不味い。

 それを見ていたアルファは何故そんなものを自分たちのリーダーが不味そうに食べているのか理解できず首を傾げたが、何か考えがあるのだろうと、食事に集中している士郎を守るために周囲の警戒を行う。

 それにも気が付かず、これも実験のためだと己に言い聞かせ、苦みの塊を喉の奥へと追いやる。すぐに少しお腹が温かくなる感覚を覚え、ステータスを確認する。


因子Ⅰ

 ファングボア(1/100)

 エグル草(1/100)


(よし!・・・エグル草は其処ら中に生えているな。苦いが・・・仕方がないだろう。後、九十九。それぞれ違うエグル草から葉を取って一気に飲み込むとするか。自分のためとは気が滅入るな)


 士郎にとってエグル草の発見はエグル草の生命力による分布の広さと“観察眼”によってあまり難易度の高いものではない。素早くそして少なくなるように繊細にそれぞれ違うエグル草から葉を毟っていく。

 飲み込むのに水が欲しいところだが生憎とこの近くには川が無い。全力で移動すれば一分と掛からないだろうが、その勢いで折角毟った葉を風に攫われかねない。川の近くで集めなかった己を呪いつつ、泣く泣く口の中へ入れた。苦さを乗り越え胃へと全ての葉を送る。

 量が量だけあってそれなりの熱を腹の奥底から感じたが、限界量まで取り込んだという実感が湧くようなものではなかった。しかし、ステータスは確かに変化していた。


因子Ⅰ

 ファングボア(1/100)

 エグル草 0


 ステータスからは百分の一という表記が消え去り、代わりに見慣れた“0”がエグル草の隣に表示されている。試しに一ポイント振ってみる。


因子Ⅰ

 ファングボア(1/100)

 エグル草 1

  -光合成


スキルポイント:3


光合成:光、水、二酸化炭素を用いて、酸素や糖を作る。植物には必ずあるスキル。


「・・・植物人間へランクアップ、と言えるのか?」


 “光合成”という名前を聞いてもそこまで凄いように感じられなかったが、その有用性は理解していた。つまり、今の士郎は極端な話、士郎は水、肺に入っている空気、体内の二酸化炭素、太陽光があれば、食料が確保できない場所でも少しの間生きていけるということだ。

 “因子”スキルがどのようなものかより深く理解することが出来たのだから士郎の苦労は報われたと言っても過言ではない。しかし、そうだからと言って口の中に残るえぐみと苦みが消え去るわけではない。


「取り敢えず、川へ行くぞって、準備は整ているのか」


『ウォンッ!』


 アルファ率いる魔狼たちは士郎がエグル草と格闘している間にファングボアを完全に骨として周囲の警戒といつでも行動できるように士郎を中心に隊列を組んでいた。実は若いオスの個体は若干の未練をファングボアの骨に残していたのだが、アルファに頭突きを喰らうことで隊列に加わった。若さゆえの過ち?としておこう。

 魔狼と人狼で構成された集団は一度走り出せば森の中だろうと風の如く走り抜ける。邪魔な木の根や岩を軽々とかわし、目的地へと猛進していく。しかし、川に近づくにつれて清らかな水の香りを汚すように不愉快な臭いも漂ってくる。


(この臭い・・・ゴブリン共か!)


 不快感をもたらす元を直接断つために士郎と魔狼はその身をさらに加速させた。



 士郎がゴブリンたちの存在を感じ取った時、五匹の同胞を率いるゴブリンのリーダーもまた森の異変に気が付いていた。先ほどから東側から自分たちの方に向かって動物たちが逃げてきているのだ。

 それに気が付いているのは自分とシャーマンだけだということに自分の無能さを棚に上げ、心の中で他の仲間たちの無能さを罵る。

 しかし、この原因を打ち倒せば階級を上げて貰えるかもしれない。そんな捕らぬ狸の皮算用をしている内に突風が彼を襲い、訳も分からぬまま意識が闇へと落ちていった。そして、その闇から這い上がってくることは永遠になかった。



「ゴブリンにしては上等な装備をしている」


 ゴブリンの小隊を魔狼たちと共に奇襲した後、士郎はその死体を漁っていた。ゴブリンには不釣り合いなほど手入れされ、新品同然の輝きを放つ装備達。以前に遭遇したゴブリンたちの装備は棍棒と薄汚れた腰巻、対してこのゴブリンたちは皮鎧と鉄剣である。余りにも違いがあり過ぎる。


(前回のゴブリンは逸れだったということか?いや、どちらにせよ鉄剣をあまり強くはない奴らに配れるほど所持しているということは自力で生産して最善の状態を維持するだけの知識がある可能性が高いな。まあ、大規模な略奪を行った直後という可能性もあるがどちらにしろそれを可能にするだけの戦力があるということだ。いきなり前途多難だな。・・・杖一、斧一、弓一、槍一、そして剣が二か。あまり気乗りはしないが血を飲んでは置くか)


 まず一匹目の血を手に付け、舌で舐め取る。その瞬間、予想以上の臭みが悪寒となって全身を駆け抜けた。吐き気を我慢しながら川へと向かい、川の水で無理矢理胃へと流し込む。そして、多少の高揚感を感じたがそれすら気にならないほどの悪寒が残っていた。


「・・・最悪の気分だ」


 思わず心の声が漏れるほどの苦痛だったにもかかわらず、のろのろとした動きで他のゴブリンの死体に近づき指先にそれぞれの血を付けていく。それから川へと戻り、血を舌で舐め取ると同時に川の水を大量に口の中へ掻き込み、臭みを誤魔化した。士郎は気持ち悪さでふらふらになりつつ、血走った目でステータスを確認する。最終的な目的を経っていするためにはどのような苦痛も耐え抜くその精神は狂人じみていると言えた。


因子Ⅰ

 ファングボア(1/100)

 エグル草 1

  -光合成

 ゴブリンソードマン(2/100)

 ゴブリンランサー(1/100)

 ゴブリンファイター(1/100)

 ゴブリンアーチャー(1/100)

 ゴブリンシャーマン(1/100)


「よしっ!」


 思わずガッツポーズを決める。その達成感はエグル草の時よりも遥かに大きかった。

 その感動から帰ってきた士郎は辺りを見回し、魔狼たちの様子を窺う。自然界に住む魔狼たちの事だからゴブリンの遺体も食っているのではと思っていたのだが、流石に不味すぎて手を付けていないようだ。それどころか川で水をがぶ飲みし、戦闘時に口に入ったゴブリンの血肉を洗い流そうとしている個体もいる。


「・・・気分が良くなるまでここにいるか」


 見上げた空は士郎の気分とは裏腹に憎らしいまでに青く澄んでいた。

 





 




 



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