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運命の変化

初めて投稿しますお願いします!

会いたくないやつに会ってしまった。

今は朝の5時ごろ春になったばかりで未だ冷えるこの時期、おでんがふと食べたくなってコンビニに寄ったのがまちがいだった。


「宮本だよね?久しぶり中学卒業以来だね。おれ東条だけど覚えてる?」


にこやかに話しかけてくるのはバイトの店員。


「ポスターに書いてあるアニメさ、面白くて原作がスマホゲームだって最近知ったから結構やってるんだ」


分かる話をふってきてくれるのは嬉しいが、お前みたいなキラキライケメンに話しかけられると劣等感がマッハでやばい。

自分でカゴに大量に入れた、冷凍食品、弁当類が憎い。

誰にも会いたくないから夜中でも昼でもない一番人が活動していない間の時間を選んで来たのに・・・


レジに商品を通していきながらソイツは昔のことには触れずに話しかけてくる。話の内容が緊張と寒気が襲い、鳥肌がたつことで右から左え流れて行き、聞こえていなかった。


なんとなくはいと返事していたような気がする。


「・・・だからもし良かったらそのゲーム、フレンドになってくれると嬉しいな」


にこやかに笑うイケメン。輝く後光。


とっ!溶けるー!浄化されるーー!!

今の自分の違いをハッキリと示されたような気がする。

大学には単位をギリギリ取れる程度行き。仕送りのお金で部屋に引きこもりアニメやゲーム三昧。

完全に堕落した人生をおくっている。


それに比べてコイツは色んなコミニュティに入りとても活動的であり。とても親切で気が使えて良いヤツだ。


再びやってくる劣等感にさえなまれながら金を払い商品を引ったくって足早に退散する。


「はぁーーーーーー」


コンビニを出て大きなため息をしているとコンビニからイケメンが出てくる。


「おい!宮本!お前金払い過ぎだよ。これうけと・・・」

全部言い切るまでにダッシュで逃げるこれ以上関わると精神安定上よろしくないし後光で浄化される。


「待てよ宮本!!」


イケメンがダッシュで追いかけてくる。いや速過ぎでしょ君!!こちとらマイホームと言う名の穴蔵でゴロゴロしていただけの逃げれないじないかーー!!


もう既にゼェゼェ言いながら走っていると丁度横断歩道が青点滅しており赤になりかけている。

社畜の方々は出勤し始めているのか車も走っているので、無理やり赤信号で渡っては来ないだろうと、全力で横断歩道を渡るその時。


「危ない!!」


イケメンの声がして横を見るとトラックがこっちに突っ込んでくるところだった。


「うぴゃぁぁぁぁぁぁあ!!」


変な声を出しながら全力で前に顔面スライディングジャンプする。頭から落ちた場所が工事中の未舗装の場所で本当に良かった。


キッキキィーーー!!

ヒャンヒャンヒャン!!

ブレーキとタイヤが擦れる音が自分の後ろから聞こえる。トラックは90度ターンしながは道を塞ぐように止まった。


「おいこら!!あぶねーだろーがー!!」


イカツイお兄さんが降りてくる。


アッやべえ自分終わったかも知んねえと脂汗がバッと出てくる


「宮本だいじょうぶか!?」


イケメンがこっちに向かって走ってくる


「おいマジかよ。大丈夫なのかよ?」


知らない人も寄ってくる

工事現場の人も寄ってくる

まじで最近穴蔵生活している自分は何人かに囲まれるだけで緊張でヤバい


「いきなり飛び出してんじゃねーーよ!!」


イカツイお兄さんが激おこでこっちに向かってくる。


もう既に精神的許容が無くなっている。今日死ぬのかな?とかしょうもないことを考えていると。


ズドドドオオォォォ!!


大きな音と共に地震が起きる立っていられない揺がおきる。


ガキン


嫌な音がする方を見ると。

工事現場の設置式大型ライトがこっちに向かって倒れてくるところだった。


ガコンと頭に凄まじい衝撃が走り意識が朦朧としてくる。


「宮本!!」

「大丈夫か!?ガキ!!」

「なっ!!?」


周りの人たちが騒ぎ始める中自分が意識を手放し始めているのがわかった


「今すぐどかすからな!!」

「なんでこんなことに!!」


イカツイお兄さんが全力で助けようとしてくれている

なんだ見た目によらず良い人じゃないかと薄くなる意識の中思う。


「宮本!!意識を手放しちゃダメだ!!」


イケメンが手を握り締めながら声を掛けてくる。

ふと笑っわたしまった。

この完璧イケメンもこんなに狼狽することもあるんだなと。


だんだんと声が聞こえなくなってくる。そして周りがほのかに光って見える。


これがあの世のお迎えなのかな。羽の生えたハ◯ジが空から迎えに来るんじゃないんだと、某アニメのラストシーンを思い出しながら、重くなった瞼を閉ざすのであった。

複数召喚される模様

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