魔導書を読もう!
今回は中二成分多めで行きます。
後で私が見返してみれば、悶え苦しむかもしれない位に。
転生から2年が経った。
ん?飛ばしすぎって?だって言うことほぼ無いんだもん。
二年が経ち、自由に出歩けるようになった俺は、屋敷の図書室に来ていた。
二歳の子供が出歩けるのかって?そんなの、ベッドの柵をバッと跳んで、誰にもバレないように縫いぐるみ隠して、デデテっと図書室まで走ればいいんだよ?
まぁ、それよりも重要なことは、この世界、魔法がある。
まあ、白玉もそんなことを言っていたしね。
と言うことで、魔導書見つけました★
『前書き
君がこの本を読んでいると言うことは、私はもうこの世には居ないだろう。』
⁉
へっ?何これ?遺書?
まあいいや、続きを読もう。
『何て言う冗談はさておいて、
まず、魔法はイメージだと言うことを覚えてほしい。
同じ魔法も使う人によって千差万別。
これは人によってイメージが違うからだ。
だからこそ、熟練の魔導師は、火属性魔法で氷を造り、水属性魔法で溶岩流を造り出す。
これは、火属性魔法を温度に干渉するものとして考えると、物質から温度を奪うことで氷を造り出す。
また、水属性を状態変化に干渉する魔法と考え、地面を液体にすると溶岩流が出来る。』
うぉぁ、最初はノリが軽かったけど、凄いことが書かれているなぁ。
『では、先ずは初級、第一階位魔法を使ってみよう。火属性の第一階位魔法、ファイアボールだ。』
ここから魔法の実践に入るのか。
『因みに、魔法の強さは階位によって決められる。
第一階位、第二階位、第三階位を初級。
第四階位、第五階位、第六階位を中級、又は小隊級。
第七階位、第八階位、第九階位を上級、又は中隊級。
第十階位、第十一階位を男爵級、又は大隊級。
第十二階位を子爵級、又は魔導小隊級。
第十三階位を伯爵級、又は魔導中隊級。
第十四階位を侯爵級、又は魔導大隊級。
第十五階位を王爵級、又は軍団級。
第十六階位を帝爵級、又は戦略級
と言う。
ここまでは級。
この先はその階位に達した者にはその称号が贈られる。
第十七階位、魔導王。
第十八階位、魔導帝。
第十九階位、魔法王。
第二十階位、森羅万象。
第二十一階位、天上纏雅。
この先はまだ決められていない。』
うわ~中二臭い。しかも覚えにくい。
まあ、いいや。
早速魔法を使ってみよう。
因みに、魔法の階位設定ですが、
新しい魔法を作る→目の前にウインドウが顕れる→魔法の名前、製作者名を入力→十秒程で階位が判定される
と言う感じです。
魔導師の階位は
各教会にある階位判定宝珠(宝珠)に手を翳す→使ったことのある最高階位の魔法の階位がそのまま階位に設定される
と言う感じです。




