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異世界転生の砦姫  作者: 姫都幽希
学園偏~そして砦姫に~
42/65

人はこれをハメと言う。

 モン○ンのゴア・マ○ラやセル○ギウスを知っているだろうか?

 奴等の前や後ろの足は耐久値が異常なほど低い。


 つまり足を斬りつけまくると面白いほどにスッ転ぶ。


 この世界に耐久値なんて概念はないが、足を攻撃すれば、転ぶし斬れるし千切れ飛ぶ。


 コンゲラートはユニコーンみたいな見た目の龍らしい。

 つまり足を機関銃で撃ちまくればいつか転ぶだろう、


「と言うことで、君たちにはこれを使ってもらう」


 目の前には、アリーシャ、ニーベル、クリムと、逃げてる途中にさらってきたユリーカ。


「これの使い方は、地面に置いて銃口を向けて引き金を引くだけ。

 それで永久的に弾丸が発射される」


「何さらっと私が参加する流れになってるの!」


「それじゃあ、作戦開始!」


「まちなさ……」


 魔法陣で転移。

 ユリーカは何も言ってない。

 いいね?


ーーーーーー


 王都の前。


 そこはかなりの広さの平原になっている。


 ズシン、ズシンと振動がくる。

 そして見えたのは……


 魔界の結界を破ったときにいたユニコーンだった。


 えーっと?

 ちょっと落ち着こうか。

 え?あれが災龍?

 あの馬が?


 うん。

 いいや。(←思考放棄)

 ちゃっちゃとっちゃおう


「掃射!」


 ばばばばばと軽快な音を奏でる楽器。

 君の名は。


 機関銃です。


 そんなことを考えているうちに、1回目、コケた。


 すごく無様に。

 頭から。

 スライディング。


「さーて。

 ねえねえお馬さん?

 走らないんですか走れないんですねプギャー(笑)」


 基本的に煽ってくスタイルで。


「貴様……!

 正々堂々戦ったらどうだ!

 遠距離から卑怯にも……!

 戦士としての矜持は無いのか!」


 有りません。

 だって戦士じゃ無いもん。


「さて、辞世の句を聞こうか?」


 と言いながら思いきり顔を蹴飛ばす。


「無……念……!」


 今日の夜ご飯は馬刺しですね。


「お嬢!

 解体班が到着したそうです」


 丁度いい。

 ボックスの中の在庫も全部解体しよう。


 今夜はパーティーだ!

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