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異世界転生の砦姫  作者: 姫都幽希
籠の中の黒姫
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少女の決意(sideコッペリア・ガードメール)

 コッペリア(例の黒髪の少女)からの視線です。

 私の名前はコッペリア・ガードメール。

 このガードメール王国の王女。


 私には兄がいる。


 クロア・ガードメール。

 この王国の第一王子。


 兄様は素晴らしい人だ。

 剣術の才能も、魔法の才能も素晴らしい。


 それに比べて、私には何もない。


 黒髪だから魔法は使えない。

 体が弱くて剣術は出来ない。


 父上と母上はそれでいいと言うけど、私も何か誇れるものが欲しい。

 そう思った私は何が出来るのか考えた。


 そして、図書室に籠るようになった。


 とにかく知識を増やしたい。

 その一心で、王国語を覚えて、帝国語を覚えて、共和国語を覚えて。


 第一階層の本は読み終わった。

 第二階層も読み終わった。


 第三階層の本を読もうとして、出来なかった。


 第三階層、王国史の最初、建国から第一次人魔戦争まで、その資料は古語で書かれていた。


 私は古語を読めない。なら、読めるようになればいい。


 私は紙とペンを用意して、第一階層の古語辞典を取りに行くために後ろを向くと、白髪の天使がいた。

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