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~プロローグ~
初めまして。小説設定を作るのは好きなんですけど、物語にしていくのが苦手な桜咲 雫紅です。
誤字脱字、文章・物語的におかしい箇所等あるかもしれませんがよろしくお願いします。
これは、終わりへの道だったのだろうか。
いいや、決してそうではなかったはずだ。
他にも幾多の選択肢があった。数多の道があった。
それを選ばなかったのは自分で、幾多の選択肢の中で行く先を決めてきたのも自分だった。
ならば、やはりこれは、終わりへの道だったのだろうか。
・・・こんな未来、望んでいたわけじゃない。
なんて、今更言っても遅いよな。
それでも、願う。願い続けよう。
たくさんの人に守られて、愛されて、導かれながら歩んできたこの道が、決して終わりへの道ではないと。
そして、希おう。
かつて己が命よりも大事で、大切だった彼らが・・・
最愛の人と共に寄り添い、幸せな未来を過ごせるようにと。
この物語が、幸せな結末を迎えられるように。