開戦から1か月
OFUSE始めました。
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ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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「アガレイト男爵には起きて貰って申し訳ないが、現状の確認を行う。儂らの戦果についてと、他の戦線での大まかな情報をすり合わせる必要がある」
「それについては凡そ賛成だな。今現在、どうなっているのかの情報共有は必須だろう。それと、出来れば今後の方針についても話し合いたい。出来れば、シリエント公爵様かクリエミルツ辺境伯様にどうするべきかの判断を仰ぎたい所なんだが、流石に宰相であるシリエント公爵様は参加していないだろう。代理の可能性がある」
「でしょうね。私でも宰相は出陣を見送ると思います。ここはクリエミルツ辺境伯家の領地。クリエミルツ辺境伯様の意見を聞く方が良いでしょう。……何処になるのかの問題はありますが。流石に全域の情報を貰っている訳ではありませんので」
「それもあるが、まずはこちらの状況だ。こちらの戦線は既に砦を突破して久しい。捕虜も丁重に扱っている。……まあ、反抗的なソウルメイトには何度も死んでもらっているが、概ね反抗の意志はないものと見て間違いはない。この砦を収容所にし、定期的な見回りをして今まで過ごしてきたわけだ。今後もこの方針で行くのには問題は無いと思われる」
「そうだな。こちらの状況は今が一番いい。捕虜の扱いも特に決められていないそうだが、殺してしまわなければならない奴は居なかった。戦争が終われば捕虜を交換するか、金銭での清算となるだろう。捕虜もしっかりと管理しなければならない」
「管理できないのであれば殺さなければならないでしょうが、そういう訳でも無いですし、私もここはこのままでいいと思います」
「そうだな。それと同志たちの攻めている砦だが、今朝の段階で13か所目が落ちたらしい。南西に6か所、北東に7箇所だ。南西側については既に砦は存在せず。リッテル王国の国境まで落とし切ったことになる。別の境界砦については落とすだけは落としたが、数には含めていない。まあ、向こうは別の国なのだから無視してもいいだろう。捕虜の扱いだけを気を付けていればいいはずだ」
「そうだな。反抗されたという情報は来ていないし、別段気にする必要も無いと思う。砦を維持する兵士もそもそも今回の戦争には参加していないのと同じだからな。こちらの砦との流れ弾が当たった程度の認識だろう」
「うむ。それで、北東側だが、まだまだいけるところまでは行く予定だ。それには相違ないな?」
「行くべきでしょうね。まだまだ行くべき場所があるのですから、進むべきです」
「俺も賛成だ。少なくともクリエミルツ辺境伯家の領地は全て砦を突破しておきたいと考えている。それだけの事を出来るかと言えば、出来てしまうだろうからな。流石に黄泉軍が強すぎる。というか、思った以上にリッテル王国が弱すぎる。端だからそこまで戦力を配置していない可能性があるが、どう考える?」
「……難しい所でしょうが、端だからと捨ててかかるとは思いませんね。ですが、メインになる戦場は作っているはずです。何処かで苦戦をしている地域があるのでしょう」
「もっとも、儂らの派閥の場所だとは限らないがな。別の派閥の所に集中している可能性もある。一概にそうだという根拠はないが、余りにも弱すぎる。戦力的には儂だけでもこの砦は落とせたくらいには弱い。何かあると思った方がいいだろうな」
「だが、今の所シリエント公爵派閥で抜かれたところは無かった。拮抗している場所もあるんだろうが、戦力としてはこちらに揃えて来ていないのは間違いないだろう。別の派閥の心配をしてもどうにもならないとは思うがな」
「だな。今は儂らの派閥を勝たせることを考えればいい。斥候に様子を見て来て貰って、先ほど連絡があったが、儂らの派閥の担当箇所は130との事だ。その内14を抜いたのだから、1割は勝てているという事になる。9割はこれから攻め落とせば良いため、時間はかかるが、戦争には勝てるだろう。派閥単位としてはになるが」
「順当にいけば、来年の6月には全方面で勝利できると思いますね。今で丁度1か月。順当に落としていけるのであれば、丁度10か月で10割になりますから」
そうだな。時間がかかるが、1つ1つ落としていくしかない。それまでは味方が耐えてくれれば問題ない。現状、1か月で落ちた砦はない。という事は、ギリギリでも1か月は持たせてみせたのだ。召喚獣の離反が相次ぐことが無い限りは、後9か月は落ちないだろう。兵糧はその分くらいはあるだろう。仮にも内政派閥だ。食料が足りませんなんて事態にはならないだろう。
「そうなると、今後の方針は無限召喚持ちを軸に、砦を落として回るって事になるな。それと、全てを落とし切る前には、クリエミルツ辺境伯様とは打ち合わせをしたい。今の方針で大丈夫なのかの確認はしておいた方が無難だろう。もしも変更があるのであれば、早めに聞いておいた方が良さそうだ」
「それに関しては、アガレイト男爵に一任しても良いか? 儂もシチミヤ男爵も、クリエミルツ辺境伯様との面識がない。いや、あったことはあるが、話をしたとなると難しい。挨拶程度はしたが、アガレイト男爵の様に情報を貰ったという事はない。新参者ではあるが、クリエミルツ辺境伯様から一目を置かれているのは事実。すまんが頼まれてくれるか?」
「任されよう。2人の功績もしっかりと語っておくつもりだ。……だが、期待はしないでくれ。俺だって前回は偶々という可能性はある」
「それは仕方が無いでしょう。男爵が辺境伯様に物をいえるだけでも凄い事なのですから」
「うむ。それについては儂らでは伝手がない。どうしようもないのだ」
まあ、俺だって何で目を置かれているのかが解らないくらいなんだ。ただ、期待はされているんだよな。飛び地も貰えるらしいし。管理するのに大変だけどな。飛び地の管理は本当に難しいぞ。まあ、その分領地は増えるというのは有難いのかもしれないがな。……貴族的には。俺は余り嬉しくない。
「さて、後はこのまま占領地を増やしつつ、味方が苦戦している砦を落とすのが今後の方針であり、これでいいのかをクリエミルツ辺境伯様から確認してもらう。それでいいか?」
「それで行くしかあるまい。出来れば、クリエミルツ辺境伯様の軍にも突き抜けて貰って、味方の砦を援護してもらいたいが……、そんな事は敵国側も警戒しているだろうからな。無理は言えないか」
「ですね。そこまで出来るのであれば、既に突破していると思われます。今の現状がこうなっている以上は、現状の戦力では厳しいという事なのでしょうね。時間をかければ突破できるのかもしれないですが」
「その状況で他の戦線が抜かれてしまっては堪らないからな。クリエミルツ辺境伯様も恐らくだが不安な場所には戦力を送っているはずだ。ここは不安が無かったという事にもなるが」
「本当に辺境での戦いですからね。主戦場になるとは思っていなかったのでしょう。私たちは運が良かったという事になるんでしょうね」
始めから仕組まれていた、なんて考えるのは駄目なんだろうか。俺が居るからなんとかするだろうと思われていた、なんて自惚れた考えをするつもりはないが。ここはリッテル王国の中でも辺境も良い所だからな。そこまでの兵力を配置していなかっただけなんだろうとは思う。今の所、何処の砦も黄泉軍で落とせているだけの戦力しか無いんだ。始めから捨てている場所だったのだろうな。そんな場所に俺みたいに気が付いた奴が入るだけでこうなると。まあ、レイロール男爵だけでもなんとかなったんだろうがな。




