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ソウルメイトは貧乏神  作者: ルケア


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戦場へ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 なんだかんだと仕事はある。だが、そろそろ時間だ。今日は向こうへ行かなければならない。戦場へ向かわなければならない。エルデ砦に行き、ある程度の作戦を立てる必要がある。7月も後半、既に戦地に到着している可能性がある男爵家との打ち合わせが必要だ。


「それじゃあ行って来る。何かあってもこちらで対処をしてもらう事になる。無茶なことはやらなくてもいいが、内政の安定は目指してくれ。それだけでも全然違う結果になるだろうからな」


「解っております。行ってらっしゃいませ」


「それと、隣の領地の流民たちだが、今後も可能性がある。まだ安心できる状態にない。入ってくるのは仕方がないが、出来る限り手厚くもてなした後に帰って貰えるように説得してくれ。流石にこういう形で人口が増えるのは余りよろしくない」


「そうですね。出来れば自然な形で人口が増える方が望ましいですから」


 そんな訳で、エルデ砦に出発だ。オーディンがスレイプニルを無限召喚し始める。それに合わせて次々に乗り込んでいく。俺は一番に乗り込んで先頭を走る事になる。指揮官が先頭なのは当然の事なんだ。後方でどうのこうのやる場合は戦場に出てからでいい。まずは先頭で皆を引っ張っていかなければならない。


 とはいっても、2時間程度で目的の場所に到着したんだけどな。スレイプニルを送還し砦に入る。砦内は緊張が走っている。何時攻め込まれてもおかしくないかのような様相だ。まだ開戦まで1週間以上もある。今からこれでは最後まで持たないんじゃないか? そう思えてならない。


「シチミヤ男爵とレイロール男爵は来ているか? 出来れば案内を頼む」


「既に到着しております。お2人とも作戦指令室に籠っております」


「そうか。こちらも挨拶をしておかなければならないからな。案内してくれ」


 先に到着していたか。遅れるよりは良いけどな。俺が最後か。本来は先に来た方が良かったんだろうけど、こうなってしまったのであれば仕方がない。作戦会議といきますか。


「こちらです。失礼します! アガレイト男爵が到着いたしました!」


「すまない。出遅れたみたいだ。俺がメルト=アガレイトだ。今回はよろしく頼む」


「遅れたといっても戦争には間に合っていますし、良いんじゃないでしょうか? 私はメイテール=シチミヤ。こちらも期待しておりますよ」


「自然体で居られるのは良い事だ。儂はジョッス=レイロール。この中では一番の年長者になるな」


「そうか。作戦会議中だと聞いているんだが、何処までの作戦を立てているんだ?」


「どのローテで防衛をするのかという事くらいしか話し合っておらんよ。儂としては各男爵家を3分割して防衛に当たらせた方が幾らかマシだろうと思っている所だ」


「夜に強い召喚獣も居る事ですし、各家が分担して行うよりも、戦力が平坦化出来る方を選んだ形になりますね。それで良ければこのままの案で行きたいと思っています」


「その案には賛成だな。こちらも良い召喚獣を揃えてきたつもりだ。それはどの家でも同じだと思う。だが、戦力に差が出てしまうのは当然の事だ。塔が違うから、どうしても戦力に偏りが生じる。それを無くすのであれば、どの時間帯も協力した方がいいだろう」


 こちらから提案するつもりだったんだけどな。そもそもそういう事になっているのであれば心強い。戦力は俺の軍が一番上だとは思うが、それが1つの時間でしか発揮できないとなると面倒だ。特に軍団召喚持ちの召喚獣を眠らせることになるのは惜しい。始めからその方針であれば、何も問題ないな。俺からは特に言う事もない。


「戦力は十分にあると思う。それでなんとかこの砦を死守することが第一の目的だ。……問題は第一の目的だけを達成できたら良い訳では無いと言う事か。派閥会議での話を考えると、勝利は敵の領地を占領してこそ成し遂げられると読み取った」


「私はそこまで思い至らなかったのですが、レイロール男爵はシリエント公爵様が第4王子を政争の中に押し込んでいきたいと考えていると。そこまでの成果を求められているのであれば、かなり厳しい戦いになるかと思います」


「無論、儂らは男爵。ここが押し込まずしても他所でなんとかしてくれる場合もあるだろう。が、後の事を考えると、ここでも攻める機会を伺った方がいいだろうな。ただ守るだけでは駄目だ。ここで戦うだけではなく、ここで勝利し、更には占領をする必要が出てくる。他の派閥も当然だが攻勢に出て行くだろう。男爵だからと座して守りに専念する訳にはいかん」


「なるほど。そこまでの事項が共有されているのは有難い。こちらもクリエミルツ辺境伯様から同じことを言われている。新参の俺に何処まで期待してくれているのかは解らないが、今回の戦争では攻め手に回らなければならないことは聞いている」


「ほう。良い心構えだ。そうか。それならば、それなりの戦力を持ってこれたと言う事なのだろう。儂もそれなりの戦力を持ってきたつもりだ。攻め上がれると思うか?」


「相手の出方次第ではあるが。ここに最大戦力を投入してくるのであれば、ここで死守するだけでもかなりの貢献になるだろうが、そもそもここはリッテル王国の辺境だ。こんな所に最大戦力を持ってくる訳がない。もっと中央に近い場所で突破を狙うはずだ。ならば俺たちの役目としては、端から食ってかかる方がいいだろうという判断をしている」


「戦力も十分、やる気も十分と言ったところか。余程戦力に自身があるようだな」


「ああ、今回の戦争の話を聞いて、必要な召喚獣を集めたくらいには戦力は充実していると言ってもいい。少しばかり領地に残してきた戦力が不安材料と言ったところになるくらいか」


 そうなんだよな。領地の守りよりも攻めることに特化した召喚獣を多く呼び出したため、ちょっとばかり領地が心配なんだよ。それでも何とでもなるとは思っているけどな。そもそも大規模なスタンピードに巻き込まれさえしなければ、なんとかなると思っているんだ。そんな事は殆ど起きないはずだ。俺の領地内なら起きない。それだけの戦力は整っている。


「自信があることは有難いですね。私はそこまで見越していなかったので、防衛に強い召喚獣をメインに持ってきました。時間稼ぎならなんとかなると思うのですが、攻めるとなると難しくなります」


「このように、目的の看破が出来ていないとこうなる。儂も気が付いたのは偶然だ。勝利条件が異なるなんてことは普通は無い事だ。裏を読み切れるだけの能力は儂にもない。偶々連れて来ていた法衣貴族の奴が気が付いた程度の事だ」


「まあ、俺もクリエミルツ辺境伯様にネタバレをされていなければ気が付いていなかった可能性もある。それはお互い様だろう」


「そうだな。後の全体指揮についてはどうする? 男爵が3人も居るのだ。折角だ。誰がどの時間帯を指揮するのか決めておく方が無難だろう」


「出来れば私は朝の方が。夜に起きていることが苦手なので、出来れば朝早くからの方が有難いです」


「儂も夜はそこまで得意な方ではない。出来れば昼に回して欲しい」


「そういう事なら俺が夜を担当しよう。夜に起きていることが苦痛だと思う事は無いからな」


 夜に指揮権を貰えると、黄泉軍が使いやすくなるな。流石にアンデッドをメインに使うのであれば、夜の時間帯の方が有難かったりもする。まあ、どの時間帯でも大体は同じことになるんだけどな。質よりも量で押し潰す作戦をとるんだから。無限召喚で一気に戦況を安定させておきたい所ではある。

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