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ソウルメイトは貧乏神  作者: ルケア


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派閥会議に行きます

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「さて、色々と準備をしたし、奴隷という名の近衛もちゃんと用意した。完璧だな。後は何も無いか? 忘れ物は無いか?」


「大丈夫です。問題ありません」


「よし、それじゃあ出発だ。慣れない移動だ。歯を食いしばれよ。割と振り落とされる危険性はあるからな?」


 皆でスレイプニルに乗って出発だ。ここからなら派閥会議の会場まで3時間もかからない。それだけの距離しかない訳では無い。陸路でちゃんと馬車を使うのであれば、3か月は必要となる。距離が遠いが、国がそれだけ大きいと言う事なんだよ。大きくても移動が不便であれば問題なんだけど。因みに、一番長い距離で、6時間程度かかる。フレスベルグならもうちょっと時短できるんだけど。


 優雅な旅とはいかない。超高速移動に耐えるだけの忍耐力が必要だ。まあ、ある程度は騎獣なので緩和してくれるスキルなんかがあるんだけど、フレスベルグはそんなの関係ないって感じだからな。スレイプニルで行く分、気持ち的には楽だぞ。ちゃんとソウルメイトも連れてきているから安心である。離れられないというのが事情なんだけどな。ある程度の距離しか離れられないんだよ。


 そんな訳で3時間後にはシリエント公爵領領都に到着していた。流石に門を飛び越える訳にはいかなかったので、中に入る時はちゃんと確認をして入ったけどな。不法侵入とか言われても困るし。何度かやらかしている訳で。村だと出入りを管理していない場所が多いからなあ。塔を利用するときはよく無断で侵入している。


「お待ちしておりました。どうぞ、こちらの部屋をお使いください」


「ああ、ありがとう。俺たちよりも早く来ていた家はあるか?」


「2家ございます。よろしければ後ほどご案内致しましょう」


「済まない。助かる」


 1番では無かったか。後でネチネチ言われても嫌だからな。先に話を通しておくに限る。早く来たという事は、男爵のはずだ。……いや、法衣貴族の可能性もあるのか。派閥には法衣貴族は含まれないとは無いだろうし。王都暮らしで法衣貴族をやっている奴らも居るんじゃないか? ……でも、そういう奴らは逆に遅く来たりしそうなイメージがあるんだが。王都の法衣貴族は特別だと思っているとか、あり得る話ではあるよな。


 俺たちには2部屋与えられた。俺の部屋と、法衣貴族と近衛の部屋の2つだ。……格が違うと言う事なんだろうな。領地貴族がそこまで偉いのかと言う事にもなるんだけど。とりあえず、近衛たちには休んでもらって、まずは始めに来ていた貴族家に挨拶に行かなければならない。2家ある訳なんだけど、どんな貴族家なんだろうか。


「よろしいでしょうか? それではご案内致します」


 とりあえず挨拶は大事だ。新参者だからな。先客に挨拶するのは当然の事である。まあ、後から来た客にも挨拶はするんだけどな。勿論こちらから出向く。基本的には下の身分の者が動くのが決まりだ。俺たちは男爵。それの新参者なので、待つ必要は殆どないはずだ。後は向こうの予定次第だな。今回みたいに先客が少ないと楽なんだけど。


「こちらでございます。――入ってもよろしいでしょうか?」


「構わん。入れ」


「失礼いたします。アガレイト男爵が見えましたのでご案内致しました」


「ご苦労」


「初めまして。先日貴族になりましたメルト=アガレイトと申します」


「構わん構わん。普段の話し方で話せ。俺はデビレッジ=クリエミルツだ。辺境伯をやっている。お前の領地とは比較的近い。何処にあるのかは勉強しておけ。それなりの交易が可能であればこちらも遠慮なくやらせてもらう」


「流石に辺境伯様に普段の話し方をするのは……」


「冒険者上がりなんだろう? 堅苦しい事は言わん。どうせ同志な訳だ。壁を作ることは好きじゃねえ」


「そうか? ならそうさせてもらう。しかし、辺境伯が1番のりをしてくるとは思わなかった。てっきり最後の方に来ると思っていた」


「何、何度も同じ話を連続でしたくないだけだ。どうせ皆挨拶に来るんだろう? なら早くても遅くても一緒じゃねえか。場所も解っているんだ。開催時期なんて知らせられても遠くて準備も何も無い。だからこうして準備が出来次第こっちに来ている訳だ」


「……なるほど。こっちは出来る限り準備をして、今日出発したところだ。まさか先を越されているなんて思わなかったが」


「ん? 今日だ? なんでまたそんな移動速度をしてやがる?」


「召喚獣に乗ってきたんだ。移動用に召喚獣を準備してある。まあ、副産物ではあるんだがね」


「いや、それにしてもおかしいだろう? 何人分用意している? そっちの後ろの法衣貴族とソウルメイト、それに近衛も連れてきたんだろう? 流石に無茶が過ぎねえか?」


「召喚獣の中には、移動手段になる召喚獣を無限に召喚できるものも居るんだ。それを使ってここまで来ている。だから、用意したのは実質1体だけだ。まあ、それなりに苦労して入手はしているがね」


「良い召喚獣を持っているな。なるほど、冒険者上がりでも、しっかりとした地盤がある奴か。おもしれえな。近くの誼だ。何か交易できるものがあるならしようぜ」


「こっちが出せるのは塩と酒だな。塩はダンジョンから岩塩を得られる。酒は最近仕込み始めたんだ。麦や果物を原料にした酒を売りにしていく予定だ」


「塩に酒か。いいねえ。塩は軍事物資、幾らでも買い手がつく。それに酒は良い。兵士たちも酒は大好きだ。勿論俺もだ。美味い酒なら定期的に買ってやるよ。俺が出せるのは砂糖とポーションだな。ポーションは初級から最上級まで扱っているぜ? 大量生産は難しかったが、なんとかしてやったぜ」


 砂糖にポーション。なるほど。かなり価値の高いものを扱っているんだな。特にポーションは需要が高い。正直、どれだけあっても足りないなんて事にはならない代物だ。あればあるだけ嬉しい。俺も薬草から栽培をしようと思ったんだが、流石に生産の心得は知らない。そういう召喚獣を召喚すれば良いのかもしれないが、今度は錬金術が出来る召喚獣も探さなくてはならなくなる。知っている召喚獣でもなんとかなるが、それを大規模にやろうと思うと今度は土地が足りない。場所が一番のネックになってくるんだ。狩場を潰すくらいの事をやってのけないと、土地が足りない。


 故に戦略物資になる。そんなものを辺境伯家から買ってもいいのかって話になってくるからな。普通に考えて、国境を守るのが仕事の辺境伯家にあった方がポーションも使い道が多くあるだろう。俺みたいなダンジョンに潜っているだけの奴よりも、使い先がある。それを交渉のテーブルに乗せてくるとは、一体どれだけの規模でやっているんだ?


「……欲しいのはポーションだが、国境にあるポーションを内地に持ってきていいのかって問題は出てくるだろう。一体どれだけの大量生産に成功したんだって言いたくなる」


「っふ。まずはポーションと来たか。見る目が違うじゃねえか。まあ心配するな。塩よりは貴重なものでもないからよ。苦労はしたが、出来は問題ない。量もな」


「じゃあ、有難くポーションの類を買わせてもらおうか。こちらは塩と酒を持っていけばいいのか?」


「ああ、それでいいぜ。っくっくっく。砂糖よりもポーションを欲しがるとは、中々戦闘に被れている奴じゃないか。いいぜ。今回の話についてこれそうな奴が増えて嬉しいぜ」


「ん? 既に今回の話の内容を知っているのか?」


「まあ、ある程度はな。こちらからも言い出したことだからよ。それなりに事情は知っているぜ?」


 辺境伯が言い出した? っはあ!? ちょっと待て。内乱で済まないのか!?

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