内政は滅茶苦茶だぞ
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ダンジョンに潜った後日、休暇という事で内政について教えて貰っていた。……というよりも、問題の大きな部分を集中的に教えて貰ったんだ。何でこんなに酷いことになっているんだ? 抜け道が作ってあるとはいえ、これじゃあ不味いだろうに。8公2民ってあり得んだろうが。税金が8割とか舐めているのか? 勿論抜け道があって、そっちでやると4割くらいの負担になるんだけど、4割も取るなよと言いたい。税金なんて取ったってあんまり意味がないんだからさ。
「酷すぎるだろ。なんだこれ? 素人の俺が見てもおかしいぞ? ミルミル男爵、本気でこれで運用していたのか?」
「本気ですよ。なんとかしたのは私たちです。バレないように色々とやっておりました。ですが、今後は見直していかなければならないでしょう。当然ですが、税収は貴重なものです。無くすのは不可能だと思っていただければなとは思います」
「……税収は1年でどの位になるんだ?」
「去年までは8000億マーネになります。なので、それ以下にするのであれば、行政の資金が少なくなってしまうので、余り税金を減らすのもどうかとは……」
「いや、その程度の金額ならダンジョンで俺が稼いでくる。奴隷も使いながらダンジョンを攻略すれば、換金用のアイテムなんて幾らでも手に入るんだ。資金については問題ない。減税をしよう。まあ、町や村の資金も必要だろうから、最低限の税金だけで良い様にしないといけないだろうな」
税金なんて必要ない。そもそもダンジョンで稼げば何も問題が無い訳である。足りなければダンジョンに潜ればいい。それを売却して税の補填をすれば良いんだ。ダンジョンがあるんだからフルに活用していけばいい。
だが、それとは別に外の狩りもしなければならない。ならないんだが、軍隊の練度が低すぎる。聞き取った所の話では、平均レベルが130程度なんだ。最高レベルが200を超えていないというのが不味すぎる。何でそんなにレベルが低いんだよ。もっと頑張れよと言いたい。ダンジョンでレベルを上げるのは解禁されているんだろ? 何でダンジョンを活用しないんだ?
「レベルを上げると簡単に言いますが、命の危険があるのです。そう簡単にはレベルは上がりませんよ」
「いや、幾らなんでも低すぎる。ダンジョンが難しいなら外で狩りをさせる。30人1班で外で徹底的に狩りをさせるんだ。そうしないとスタンピードが起こるぞ。レベルは500程度にまで上げさせる。まあこれは5年計画だな。領都の守りも必要だろうから、交代制でレベルをとことん上げさせるんだ。今の所は、兵士は1500人居るんだよな?」
「そうですね。兵士の数はそのくらいかと」
「ならば50班作れる訳だ。領都に残すのは10班で良い。後の40班は領地の狩場の掃討だ。それでレベルを上げる。ある程度強くなってもらわなければ意味がない。それこそ、俺が使っている奴隷たちのレベルまで強くなってもらわないと困るんだよ」
「いえ、あの。流石にそこまで強くなるのにはかなりの時間がかかるかと思うのですが……」
「時間はいくらかかってもいい。とにかくレベルを上げさせる。そうしなければスタンピードで何もかもが滅茶苦茶にされる。それは避けなければならない事項だ」
スタンピードが起きるかもしれないなら、魔物を狩り尽くせばいいのだ。ある程度は出来ると思うんだがな。普通に戦う分には問題ないだろうし、兵士の質もある程度はあるんだから、狩りをさせつつレベルを上げる。人間でも、30代になればレベル500を達成できるはずだ。そのくらいの事はやって貰わないと困るんだよ。
「あと、こんな政令は必要ないから即座に廃止だ。何でこんなことまで政令で決めてあるんだと言いたくもなってくる。こんなのは廃止だ。これがあるから冒険者が強くならんのだ。というか、これがあるのに、何で貴族家は強いソウルメイトを呼べないんだ?」
「私たちも恩恵を受けていると思われているのかもしれないですが、受けておりませんからね? 全てはジーデンス子爵家の為に使っておりましたから」
「はあ? 確率上昇のアイテムを使う機会は何時なんだよ? 内政をしていても、ふとした瞬間に召喚石を得ることがあるだろう?」
「稀にですがありますよ? ですが、使うタイミングが無いのです。なので死蔵している所ばかりだと思いますが……」
「召喚石があるなら使えよ……。折角この領地には4つの塔があるんだ。召喚石を使わないでどうするというんだ。結構良い召喚獣を引けるかもしれないんだぞ?」
「引いたとしても、ジーデンス子爵家に持っていかれることを思えば、引かないのが正解でしょう」
「……つくづく糞だな。今後は召喚石を眠らせておくくらいなら、使って何かしらを召喚してくれ。召喚石屋に売っても良いんだから。というか、本気でこんな政令を運用していたのか? 馬鹿だろう」
普通に考えて、あり得ないような運用をしている訳なんだ。確率上昇系のアイテムなんてこっちで買う必要はない。市場に任せておけば良いんだよ。そうしないと冒険者が強くならないじゃないか。何で冒険者のレベルが上がらないのかの理由も漸く解った。こんな政令があったら、そりゃあ無理だ。冒険者ギルドが貯め込むことで、冒険者が買えるようにしないといけない。……いや、それ専用の商会を立ち上げるか。確率上昇系のアイテムを扱う公営の商人を作る。ある程度割高な料金に設定することで、民間でも起業する奴が出てくるかもしれない。儲かるとなれば、商人は動く。利権にはしたくないが、なんとかしないといけない。
まあ、領地内だけという縛りは設けないといけないだろうが、改革は必須だ。まずは税金をどうにかしなければならない。税金なんて稼ぐだけなら簡単なんだ。ダンジョンに潜れば良いんだからな。そして、資金を集めて運用していく。やはりダンジョンには潜り続けないといけないだろう。
「幸子、ダンジョンにはいかないといけないみたいだ。延々と潜り続ける事になるぞ。だからもうちょっと頻度を上げたいんだが……」
「それは駄目さ! だから税金もある程度は取るさ! あたし的には2公8民が良いと思うのさ」
「……まあ、そんな所だろうな。税金をかけるにしても、所得にだけかける事にする。それ以外の税は取るな。住民税も要らないし、結婚税も要らない。出産税も要らないし、相続税も必要ない。必要な分の資金は俺が用意する。だから、民間からは金を取るんじゃない」
「解りました。……そうなると、予算を預けて欲しいのですが、今は幾らほど持っているので?」
「今か? 今は……321京4519兆マーネだな。端数は切り捨てている。換金アイテムが手に入るんだ。この位の資金は持っていてもおかしくないだろう?」
「……いえ、十分におかしい金額をお持ちです。しかし、それだけあれば、何でも出来ますな」
「これでも毎日目減りしていっているんだけどな。300京マーネを預ける。それでうまい事使ってくれ。出したのは冒険者ギルドだ。少なくとも冒険者ギルドはそのくらいの値段は持っているという事になる。かといって冒険者ギルドに税金をかけるような真似は止せよ? 向こうとはビジネスライクな関係で居たいんだから」
「承知しております」
不要な税金は必要ないし、そもそも金には困っていないんだ。ダンジョンから宝箱を入手すれば、お金には困らないんだよ。まあ、課金デバフのお陰で毎回毎回お金は増減する。いつもこのくらいあれば問題ないって事はないんだ。一気に50%以上が無くなる恐れもあるからな。貧乏神故、致し方なしである。




