国王との謁見
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そんな訳で王城に帰ってきた。速い帰還だ。まあ、また待つことになるんだろうけどな。書類はミルミル男爵に揃えて貰った。色々と揃えて貰わないといけない書類があったんだよ。その辺は令状に書いてあったから、簡単だったけどな。審査があって、なんだかんだとして、叙爵式となる。正装は準備しないといけないのかとも思ったんだけど、準備はしない方が良いそうだ。冒険者上がりが下手な服装を着ていけば、目をつけられるので止めておくべきだそうだ。なので、普通にダンジョンに行くときの装備で望む。……見る奴が見れば、かなりの高級品を身に着けていることが解るとは思うが、それはそれだ。冒険者ですってアピールが必要になる。
「書類を持っていってもらって、予約を取り付けたのは良いが、5日後になるとはなあ。ダンジョンに行きたいが、幸子は駄目だと言うんだろう?」
「当り前さ! 何でこの機にダンジョンに行くのさ!」
「いや、5日も時間があるんだから、久々にダンジョンに行きたいなって思うんだけど。時間はあるんだから、宵闇の墓場ダンジョンで周回をしたいなーと。駄目か?」
「駄目さ! 5日間は休暇さ! そもそも休暇にダンジョンに行くなさ!」
「休暇はダンジョンに行く日だろ?」
休みを取ったら何をするのかと言われたら、ゲームでダンジョンに潜ると言うのが普通だろうと思う。だから、5日間も休暇があるならダンジョンに行きたかったんだ。そのくらいは許されても良いと思ったんだけどな。どうやら駄目らしい。残念である。
そういう事で、5日間は王都観光に費やした。一応今回もお土産を用意した。シリエント公爵にもそうだが、領地で待ってくれている法衣貴族たちにもお土産が必要だろうと思うからな。買い物はしたつもりだ。俺はセンスが無いので、幸子に選んでもらったが。貧乏神のセンスとはと思うかもしれないが、基本的に高級志向なので、その辺りは良いんじゃないだろうか。高ければ良いという訳でもないんだけど、安物で良いかと言われたら、そうでもないみたいだし。
後は内政がどんな感じで行われているのかの調査もしたんだよ。……あんまりよろしくない感じだけどな。活気があるとは言えない感じなんだよ。ジーデンス子爵領に比べたら、活気は有り余るものだとは思う。けど、日本の東京に比べるとどうしてもな。王都と何処を比べるのかと言われたら、それが基準になる。東京に比べたら、かなりの田舎だと思うんだ。比べる対象が悪いのかもしれないが。
人は多い。確かにそれは感じる。だけど、その分物価も高いんだよな。市場にも行ったが、そこでも食料品の値段が高い。食料品は安くないと困ると思うんだよな。食うに困らない程度には内政をしないといけないと思う。農家が儲かるようにもしないといけないから、かなり難しいラインだとは思うけど、食料品が高いと、その分給料が高くないとやっていけないだろう?
もうちょっとなんとかならないかなって思っているんだよ。なんとかなるとは思うんだよなあ。俺ではアイディアが出てこないけど。でも、そのための召喚獣でもあるしな。
今度そういった召喚獣を呼んでみようかね? 内政重視にしたいってなると、ちょっと解らないんだけど、なんとか当たりは付けたいと思う。脳内で検索しないといけない。ちょっと思い当たる召喚獣が居ないんだよなあ。内政ってなると、色々とあるだろうし、使える召喚獣を探さないと。
なんだかんだと遊んでいたんだけど、その時間も終わった。城に入って叙爵式をする事に。今は控室で待たされている。で、作法なり何なりを叩き込まれている最中だ。叙爵式に作法なんてあるのかよと言いたいが、宮廷作法は普通の事らしいので、知らない俺が悪かったんだ。そんな事なら早く言えよと言いたい。こちとら5日間も観光してただけだってのに。
「という訳です。解りましたか?」
「なんとか。これで下手をすればどうなる?」
「どうにもならんでしょう。所詮は冒険者上がりかと思われるだけです」
……それでいいのか? まあ、良いんだろうけど。舐められるのが嫌なら熟せと言う事なんだろう。舐められたら終わりだと言う事も無いし。別にその辺はどうでもいいな。ミスしても良いのであれば、それはそれで気楽に構えていられる。内政でぶっちぎれば良いだけの話だ。成果で見せるべきことだと思う。作法なんて関係なかったのか。流石に最低限の作法は必要なんだろうけど。
それで呼ばれたので、謁見の間に入った。……既に両サイドには貴族がずらりと並んでいる。そこを歩いて行って、ある程度の所でしゃがんだ。それで頭を下げて、国王を待つことになる。どれだけ待つのかは知らないが、既に貴族からは嘲笑されているのが聞こえる。正装も解らないのかと言った感じだな。だが、見る人が見れば、この装備の価値は解って貰えると思うんだ。服は普通の服なんだけどな。
装備はヒヒイロカネ装備一式になっている。全部ダンジョンで宝箱から出たものになっている。なので、若干の統一感しかないが、良いもので揃っているのはその通りなんだ。並みの魔物だと相手にもならないくらいの装備なんだからさ。まあ、生産職に作らせた方が良い装備が出来るんだけどな。その辺は内政を進めていってからの話になる。今はまだこのままでいい。精々侮ってくれ。俺の装備品はそんなに安くはないけどな。
後は、エルフだからと変な目で見られているのも解る。特に人間至上主義の人たちは嫌がるだろうなあ。俺は気にしてもしかたがないとは思うけど。エルフだろうがドワーフだろうが、人間とそうそう変わらないって事が解らないのかね? 解らないから人間至上主義なんて取っているんだろうけどな。
30分ほど待たされて、漸く国王が入ってきた。長いとは思ったけど、まあこんなものだろう。遅れてくる人ほど偉い的な何かがあるんだろうし。
「面を上げよ」
一度目はスルーしろと言われている。そんなことしないといけないのかとは思うが、しなければならないらしい。非常に面倒な作法だ。
「面を上げよ」
「はっ!」
「此度は国賊であるジーデンス子爵を討伐し、新たな貴族家の誕生を祝う席である。新たな貴族家として迎え入れる。名を述べよ」
「はっ! メルト、メルト=アガレイトを名乗ろうかと思っております」
既に既存の貴族家の中に無いかどうかのチェックは済んでいる。国外の貴族も調べているらしいが、それはどうなんだとは思うがな。別に国内で被っていなければ問題ないんじゃないかなとは思うんだけど。流石に国内で被るのは問題だろうけど。
「良かろう。アガレイト男爵として、今後は王家に忠誠を誓う事。良いな?」
「勿論でございます」
「うむ。これにて新たな貴族家がなった。祝福せよ」
大きな拍手で祝われている。祝われているんだけど、微妙な感覚だな。何とも言えない。完全に祝福されているとは思えない。まあ、そりゃそうか。1つは人間至上主義、1つは自分の子飼いの貴族家を打倒されたんだからな。半分くらいは敵なんだ。本気で祝福される訳がない。単なる儀式でしかないんだ。それを終えれば、後はもう一仕事残っているだけだ。そっちの方が緊張するがな。
そんな訳で、国王が帰っていった。そして、その他貴族も帰っていく。謁見の間に兵士と取り残される俺。そして帰ることを促されると。まあ、まだ帰れないんだけどな。とりあえず、シリエント公爵家の人には話を付けないといけない。これからは派閥の仲間入りを果たすのだ。その挨拶が必要だ。




