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ソウルメイトは貧乏神  作者: ルケア


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なんというか、馬鹿が現れた

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 ダンジョンをひたすら周回している。欲しいものは沢山あるし、ダンジョンも楽しい。宝箱が2つ以上出たときなんて無上の喜びだ。例え中身がハズレだったとしても、得難いものを得た気持になる。そう、ダンジョンは攻略するものなんだ。ひたすら攻略すれば良いんだよ。それで何周したら終わるんだって話だけど、何周しても良いじゃないか。楽しい事は正義。楽しければそれでいいだろうに。幸子はそれでは駄目だからと休憩を挟ませるんだけどな。


「おい、そこの。ちょっと止まれ」


「ん? どうかしたか?」


「ああ、お前だ。そこの奴隷を売れ」


「断る」


「断っても良いのか? 僕の事を知らないのか?」


「知らんな。寝言は寝てから言え」


 とまあ、こんな感じに絡まれたんだけどな。唐突過ぎるだろうが……。何処かの貴族様だろうな。まあ、そんな感じに見える。服装は確かに良いものを着ているからな。俺も良いものを着ているが、そこそこの物でしかない。生産職の召喚獣なんか持ってないからなあ。品質の良いものを作りたければ、召喚獣でもかなりの良いものでないといけない。生産系の召喚獣は余り必要ないから揃えてないんだよな。今度機会があったら揃えてみようかね?


 鍛冶神なんかは別に要らないかな。モリグナの神剣召喚があるし。いや、鎧や何からまで作るなら欲しいかもしれない。ダンジョン産の物でも十分ではあるんだけど、それでもやっぱり生産物には敵わないからな。まあ、俺の武器を拘っても余りよろしくないんだが。所詮は召喚獣を使役している側なんだよ。俺が戦闘で活躍しないといけない場面って案外少ないんだよな。最近は魔法ばかりを鍛えているし。聖剣術まで一応上げたんだけどな? これでも剣は得意なんだ。ゲーム時代もお世話になったし。


「はん。これだから平民風情は。僕の事を知らないのか。ならば覚えていろ。僕はデルイデア=ジーデンス。ジーデンス子爵家の5男だ。解ったか? これ以上は言わない。奴隷を売れ」


「断ると言っている。寝言を言うなら寝てからにしろと言っている。それとも何か? 眠れないのか? 母親が必要か?」


「……貴様、喧嘩を売っているのか?」


「だとしたらどうするんだ?」


「決まっている。実力行使だ。いけ、ガミア!」


「……はあ、幸子」


「デバフが必要なのさ?」


「一応、素早さだけな」


「了解なのさ!」


 ラタトスクか。なんともまあ微妙な召喚獣をソウルメイトにしている。落ちこぼれも良い所だろうな。こっちの装備を見て何とも思わない所を見るに、本当に馬鹿なんだろう。いい大人が何をしているんだか。まあ、レベルの差を教えてやらないといけないだろう。例えラタトスクでも、+を重ねていれば、この程度の動きでは済まないはずなんだがなあ。+を重ねやすいソウルメイトを得たんだから、どんどんと重ねていけば良いものを。碌に育てていないと見える。そうなってくると、本人のレベルも知れているんだろうな。


 向かってくるラタトスク。とびかかって来たところを剣でそのまま受ける。……軽いな。下手をしなくても+なんて重ねてないんじゃないか? ラタトスクなんて幻獣と妖魔の塔で嫌という程出るだろうに。何を考えているのやら。その程度で実力行使か。貴族として終わっているな。


 空中に弾かれたラタトスクを振り払うようにして切る。そうすると、普通に両断できた。……HPが4桁も無い気がする。生身の俺でも負ける気がしないぞ。


「……これで終わりか? 死んでおくか、選ばせてやる」


「な!? 僕を殺すだって!? そんな事が出来るものか!」


「どうした? 俺が選んでやろうか?」


「やれるものならやってみろ!」


「……はぁ。殺す気も失せる。ここまで馬鹿だとは」


「デバフは必要さ?」


「必要ない。ワンパンで決める」


 一気に近づいて、思いっきり鳩尾を殴りつける。……こいつ、本気で防具も何も付けてないじゃないか。馬鹿なのか? 馬鹿なんだろうな。HPが全損するような攻撃はしてないつもりだが、下手したら死んだだろ。ソウルメイトも殺してしまったしな。まあ、8時間で生き返るんだが。流石にソウルメイトの人間側が死んだら生き返らないけどな。殴った程度で死んだら流石に事故だ。ステータスの差は大きくても、素手に補正のあるスキルは何も持っていないからな。流石に大丈夫だと思う。駄目なら体を貫いているだろうしな。


「ごばぁ!? ――」


「……はあ。どうするんだこれ?」


「放っておけばいいさ。別に死にやしないさ」


「物取りくらいは居るかもしれないだろ?」


「身ぐるみはがされても死にはしないさ」


 まあ、そうか。そうだなあ。一応冒険者組合に行くか。組合長に話をしておかないといけないだろうからな。なんて言ったか? 5男だったと思うが、名前までは覚えられなかった。


「とりあえず、冒険者組合で話だけはしておかないといけないだろう。組合長に話をしに行くぞ」


「仕方がないのさ。貰い事故なのさ」


「全くだ。何でこんなことをしなきゃいけないんだよ……」


 面倒だなあ。非常に面倒だ。なんでまたこんな馬鹿が出てくるんだよ。面倒なことにならないと良いんだけどな。面倒な事がやってくるのは止めて欲しい。こっちはダンジョンに潜っていたいだけなんだよ。それなのに、何でこんなことをやらないといけないのか。奴隷だって自分で買えば良いのにな。10万マーネだぞ? 安すぎるだろう。人間の奴隷はもう少し高いのかもしれないけど、それでガチャを回せば良いだけじゃないか。ガチャ代なんて親に払わせておけばいいだろう? それの何が不服なんだよ。試行回数を増やせば増やすほどに良い召喚獣はやってくるんだ。……まあ、1%未満なんだけど。場合によっては0%の奴も居るが、そういう奴の方が特殊だからな。


 他人から奪うよりも、何十連とガチャを回した方が得だと思うんだがな。その中で当たりの奴を引き取って、ハズレを奴隷商人に売り払えば、ある程度はペイできる。流石にゴブリンとかだと元値の何十分の一とかになるんだろうが、それでも平民としては有難い限りだ。お貴族様のお遊びで、安い労働力を手に入れられるんだからな。わざわざガチャをしに行く手間もあるし、なんなら当たりが出たら、もう一度やらないといけないんだからな。当たりが出たら、流石に売るだろう? まあ、何が当たりなのかも解らないんだろうが。


 金があるならそうすればいい。それなら損する人は殆どいない。大体の人が得をする。損するのは奴隷を買い集めた貴族様だけだ。そのくらいの金は持っているだろうし、別段困ることではないとは思うんだがなあ。


 召喚獣もソウルメイトも基本的には食事は必要ないし。基本的にはだけどな。ソウルメイトは食事も必要である。そうしないと体力が持たない。死にはしないが、飢餓という解除不能なデバフも存在する。まあ、HPが0になって、8時間経つと元に戻るから必要ないと言えば必要ないんだよな。その代わり、いう事を聞いてくれなくなったりする。勝手に悪さもする。ゲームではそんな仕様は無かったが、フレーバーでそうやって言われていたのは覚えている。基本的にはソウルメイトにはちゃんと接するべきだと思うぞ。召喚獣はまたちょっと違うんだけど、食べ物くらいは与えても良いと思う。


 誰もが幸せになる方法なんだけどな。それを試せばいいのに。ガチャなら運が良ければ出てくるんだから。確定で出てくるとは言えないけどさ。どれだけ回しても出ないなんてことは普通にあるし。天井なんて無いからなあ。大体のソシャゲは天井が決まっているから、迷わずに引けたりもするんだけど、このゲームは天井なんて無かったし。そういう仕様ですっていわれたら、そうなんだよな。

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― 新着の感想 ―
デルイデア君はおもしろいですね。 子爵家の五男だし、どのような社会かは知らないけれど、命知らずの馬鹿だけど、野心があり行動に移した。 仮に死んだら無意味なようだが、世界にとっては革命的な一歩にもなりえ…
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