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ソウルメイトは貧乏神  作者: ルケア


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ちょっとゆっくり考える

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 モーデミル村の領主貴族となると、ジーデンス子爵家になる。そこにぶら下がる様に幾つもの法衣貴族家が存在する。法衣貴族の方までは覚えていないからどうしようもないんだが、奴隷を売ってくれとはまた良いご身分だ。売るはずがないだろうに。何のためにここまで育てたと思っているのか。全ては実家のモーデミル村を守るためである。俺が死ぬまでモーデミル村には被害は出させない。その覚悟で挑んでいるんだよ。スタンピードがいつ起こるのか解らないんだ。滅ぶ可能性があるのであれば、なんとか守り抜くことを考えた方が良い。


 そもそも貴族家にも色々とあるはずなんだがな。情報はある程度揃っているはずだ。どのアイテムがあれば、どんな召喚獣が出てくるのか。神話系統を合わせるだけでも結構良い召喚獣が出てくるし、特定の組み合わせで無ければ出てこないという召喚獣は殆ど居ないはずなんだ。ある程度は神話系統を揃えて数を用意すれば、それなりの召喚獣は呼べる。俺みたいにこのソウルメイトじゃないとって思っている場合は組み合わせも考えないといけないだろうが、そこまでしても50%くらいでハズレを引く事になる。……実はアスタルトとオーディンは外したんだ。予定では別のソウルメイトを準備する予定だったんだが、確率とはそういうものだからな。良い方に転んだからまだ良かったまであるんだよ。


 奴隷を売りさばいたところで、俺に何も利益がない。無論、利益があるのであれば売ることも辞さないが。ソウルメイトはまた奴隷でガチャればいいという話でもある。レベルを上げるのは面倒だけど、奴隷をリセットすることくらいは出来るからな。……そんな事をしたいとは思わないがな。ガチャで当たりを引くまでリセマラするのであれば、そもそもオーディンとアスタルトを引いた時点で奴隷を売って買い換えているという話である。


 金にものを言わせないで、こちらを説得できるのであればしてみて欲しい。それでどうしてもというのであれば、売らないという訳では無いんだ。こちらとしても惜しいが、手放す覚悟もあるという事なんだよ。買った以上は面倒を見ないといけないとは思っているが、それ以上の幸せが待っているのであれば、手放す覚悟もある。


「まあ、そこまで考えているかはさておいて。貴族の道楽で売った売らないだとなっては敵わないからな。奴隷だって生きているという事を解って貰わないといけないと思う」


「そもそも奴隷に選択肢は無いのが普通さ。飼い主が何をしようとも平気なのさ」


「人権は流石にあるとは思うんだけどな……。買っている俺がいうのもなんだけど」


「奴隷は飲まず食わずでも我慢しなければならないさ。それが宿命なのさ。……それとも、本気で奴隷を解放する気なのさ? 止めておく方が無難さ。奴隷が無くなって困るのは平民さ。労働力が無くなって困るのは平民なのさ。貴族は特に困らないのさ。そもそも平民と奴隷を区別しているのかも解らないのさー。どちらにしても、金で買えると思っているのさ」


「確かに。平民にはこの位の金を掴ませておけばいいだろう的な金額だったしな。はした金でどうこう出来ると思われているという事なんだろう。そもそも、召喚石が良い値段で売れる以上、それ以上の価値を出してきて初めて交渉の席に座るというのにな」


「ほんと、召喚石は良い値段で売れるのさ。+にして貯めておいても良いと思うのさ。SPが少なくても、それだけの+であれば戦力にもなるさ」


「うーん。俺は必要以外の召喚獣は売る派だからな。中には全部の召喚獣を育てるって人も居るし、コレクション的な意味で+を重ねる人も居たが」


「普通はそれでも良いのさ。召喚獣になりに来ているって事はそういう事さ」


「ん? 召喚獣になりたくないなら拒否も出来るのか?」


「そりゃそうさ。召喚獣になりたくないなら普通に生活できるのさ。そもそもあたしだって呼ばれてきているのさ。……あんたの所には来たいとは思ってなかったけどさー」


 まあ、そうか。無理やり召喚獣にしても、それはそれで問題が出てくるものだとは思う。そうなると、何かしら理由があって、召喚獣になってもいいと思ったって事なんだよな? それがなんなのかは知らないが。幸子は何か理由があったんだろうか。


「幸子は何で召喚獣になっても良いって思ってたんだ?」


「日々が代り映えしなかったからさ。召喚獣になる奴は、そういうのも居るって事さ。流石にここまで忙しいと嫌気がさしてくるのも解るのさ。……でも、それでも日々の退屈な暮らしに比べたらマシなのさー」


「今でも十分暇だと思うんだがな。ダンジョンに行けば良いだけなんだから、そこまで大変じゃないと思うぞ? 仕事が終わらないで、連日連夜苦情の嵐に巻き込まれる様な事にならないだけマシだと思う。怒鳴られて、それでも仕事が終わらなくて……っう、頭が」


「……一体何がどうしたらそこまでの境遇になるのさ。転生する前はそんなに忙しかったのさ?」


「忙しいで済んだら労基は必要なかっただろうな。……俺も死に際の事は覚えてないから何とも言えないけど。でも、ダンジョンに籠っていられる時間が幸せだったんだ。今の俺は幸せしか感じていないと思う。ダンジョンで周回して、宝箱を開ける日々、最高じゃないか」


「人はそれを過酷というのさ。それ以上の過酷さって何さ? というか、仕事が忙しいのに、何でダンジョンになんか行くのさ? ダンジョンは休む場所じゃないのさ」


 まあ、ゲームの世界の事は解らないだろう。転生って言っても、この世界で転生したと思われているんだろうなって事は、薄々気が付いていた。転生者って聞いた時には、何でもっとこんな情報が手に入らなかったんだよって思ったさ。そりゃそうだ。同じ世界に転生しているのであれば、情報の更新なんてしてないだろうしな。俺の遺跡があったんだから、ゲーム世界なんだって事は解っている。それが何年後なのかは知らないけどさ。遺跡が生きていたって事は、クランメンバーが転生してきている訳では無いし、そもそもガチ勢や廃人が転生してきていたら、世界はもう少し変わっていただろう。冒険者だけではない。内政ガチ勢だって居たんだ。そういう奴らが転生してきていたら、世界はもっと変わっていただろう。


 なんで俺だったんだろうと思う事はある。もっとガチ勢や廃人を転生させた方が世界にとっては良かったんじゃないかとは思うんだよな。まあ、この世界に神様が居るのは確定なんだけど、転生を司っている神様が何かしたとは思うんだよな。普通は紛れ込まないだろうし。地球の神様が遊び半分で世界をゲームに落とし込んで、勝手にアップデートしたのであれば知らないけどな。そんな事をしている暇があったら仕事しろとは言いたいけどな。


「まあ、俺にとってはダンジョンは憩いの場だったんだよ。ダンジョンに行って、日々のストレスを解消して、また仕事に励むってな。ダンジョンに行けば、まだまだ戦えるって思っていたのは事実だ」


「やっぱりあんたはおかしいのさ。日々労働に耐えかねているのに、ダンジョンに行くなんて死にに行くようなものさ。そんなだから死んだのさ。もっと休むことを覚えるさ」


 一理ある。確かに働いた後にゲームをやっていたら体は休まらないかもしれない。いや、それが原因で早死にしたんだろうから、もっと休んでおけという事だったんだろう。まあ、休んでもストレスはどうにもならなかったんだろうがな。出来る事と出来ないことはある。ゲームが癒しだったのは間違いないし。それが体に取っては良くなかったのかもしれないが。

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― 新着の感想 ―
奴隷を幸せにするつもりはあるが、幸せ=ダンジョンの方程式に関しては幸子の爪の垢を煎じて飲むのがいいな だったら奴隷は何をするのかというと実家で野菜を育てるのが癒しになったりな 野菜を育てるのは仕事なん…
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