冒険者組合の組合長に呼び出された
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冥土の墓場ダンジョンの最奥をどんどんと周回する俺たち。攻略は非常に楽だ。ボス戦もこれだけの戦力がいれば負けることはない。そもそも全員にタンク、アタッカー、ヒーラーを持たせること自体贅沢なんだ。……ボス部屋だけならタンクは1体で良いからな。それなのにわざわざこうしているのは理由がある。勿論色んな場面に対応できるようにというのも1つなんだけど、パーティーを組まないでレイドでダンジョンを攻略したいと思っているんだ。
そうすれば、ボス戦が1度に6回出来る。ダンジョンは共通、ボス部屋はインスタントという特性上、待つ必要はない。同時に行って同時に攻略という方法が取れるんだ。宝箱を沢山開けるにはこういう方法もあるんだよ。ゲーム時代は出来なかった方法だけどな。
ゲーム時代はそもそも奴隷に個人でボス戦をやらせる機能なんて無かった。けど、ここは現実。出来るんじゃないかなって思っていたんだ。宵闇の墓場ダンジョンで奴隷だけでもダンジョンに潜れたんだから、これくらいは出来るだろうという確信があったんだよ。まあ、宝箱は増えることもあるんだけどな。増えるにしても毎回増える訳では無いし、挑戦回数が多い方が有利なのには間違いがない。冥土の墓場ダンジョンは1000層まである。でも、覚える階層は7000弱。たったそれだけで良いんだ。まあ、ウガリット神話みたいな無限召喚持ちはそもそもそんな事を考えなくても階層門を見つけることは可能なんだろうけどな。
しかし、アンデッドだと戦いやすくていいな。アンデッドの特徴が夜に強い系なのが多いんだけど、天照大神が昼間に出来てしまうからな。有利盤面を作りやすい。こっちのスカルの能力も下がるんだけど、そもそもスカルの役割は次元攻撃。つまりは足止めなんかがメインになってくる。即死攻撃は雑魚にしか効かないからな。そうなってくるとボスにはダメージを与えつつ、行動阻害をしていくのがベストだ。SPが高いからといって、使える召喚獣だという訳では無い。戦闘では使いにくい召喚獣も勿論だが居る。そういうのは生産系の召喚獣になってくるので、別の人たちが使うべきだと思っているんだよ。まあ、神格が上がってくるほどに色々と司るから、全部が戦闘に関することになるって方が珍しくもあるんだけどな。大体、何かしら内政系のスキルも持っていたりする。出来るだけ少ないのを選んでいるつもりではあるんだけど。
そうやって、毎日気持ちよく周回をしていたら、冒険者組合の組合長から呼び出されたんだよな。俺は何も悪いことはしていないつもりではあるんだけど。……悪いことはしていないよな? していたら今頃お縄になっているはずだ。冒険者組合が守ってくれるのかと言われたら微妙だからな。犯罪者を守る程、冒険者組合は優しくない。そもそも犯罪者は突き出して追放するのが普通なんだけどな。そうなるとキャリーのお願いなんだろうか。それもちょっとなあ。この町でのメイン層は150層程度。上位陣でも250層くらいである。1000層で活動できるんだから、今更そんな場所でキャリーしても美味しくないんだよ。レベルも上がりが遅いだろうし。
「時間を取ってくれと言われたので取ったが、何か悪い事をしたか? 何も悪いことはしていないと思うんだが」
「ああ、悪いことはしていないと思っているぞ。……本当にしてないよな?」
「してないと思う。これで何かしてましたと言われても、実家に引きこもるだけなんだが」
「頼むから何もしないでくれよ? 問題が大きくなってからじゃあ遅い可能性もあるからな」
「……1度だけ国を無断で超えたことがあるが、それは駄目な事か?」
「いや? 国の移動制限はない。冒険者はあくまでも自由意思でその場に留まるという決まりになっている。強制力のある依頼の時は別だが、基本的には何処の国に行こうが関係ないな。……貴族に雇われているのに国を出ると、少しばかり問題になる可能性があるが、それくらいだ。というか、国を出たのか? そんな記録は残っていないが?」
「ちょっと遺跡の場所の確認にな。直ぐに戻ってきたから知らないのも当然だとは思うが」
「移動手段が気になる所だが、そもそも召喚獣が居る関係上、移動手段に事欠かない冒険者は多いからな。まあ、問題ないだろう。……問題があるとすれば、そっちの奴隷たちの方だ」
「奴隷を持つことは違法では無かったはずだし、移動も自由にさせて貰っても良かったはずだが?」
「ああそうだ。それはその通りだ。……ソウルメイトがよく解らないんだ。SPが異常なほど高い。それなりのSPの召喚獣を手に入れるには、それなりのアイテムを複数用意しないといけないだろう? そこまでは解ると思うんだが、それでもSP100を超えてくれば良い方だ。なのに、そっちの奴隷たちのソウルメイトはSP150を余裕で超えてきている。これは貴族でもそうそう居ない人材になるんだ。この意味が解るか?」
「貴族からの干渉があったのか?」
「あったぞ。引き取るには幾ら必要だと言われたな。1件だけじゃない。既にお前らがこの町で活動を始めてから26件の問い合わせと買い取りたいという話を持ってこられている。こっちでは直接交渉しろとは言ってあるが、そもそもお前らが捕まらないそうだ。まあ、いつもダンジョンに居るから、かち合わないだけだとは思うがな。そろそろ釘を刺しておいた方が良いんじゃないかと思って呼び出したんだ」
ああ、そういう事か。貴族が出張って来たか。しかも情報が速いな。26件となると、少なくても10家くらいは居るんだろう。法衣貴族も含めての話になるんだろうが、この土地の領主に関係している貴族家からの引き抜きか。まあ、売らないが。売るはずもない。何のために投資したと思っているのか。ソウルメイトを厳選するにしてもかなりの時間がかかっているんだ。レベルを上げるのも相応の時間がかかっているんだ。今更なんだと言うのか。育って来た奴隷を売り払う事なんて考えてもいない。
「奴隷の売却は考えていないぞ。そもそも、本気で引き取るつもりなのか? 黒系の肌の色は嫌われているらしいと聞いているが」
「嫌うよりも利益の方に釣られているんだろうさ。まあ、提示額だけでも確認しておくか?」
「因みに最高額はどの位です?」
「6億マーネだな。奴隷1人にそのくらい出すというだけでも破格だとは思うが。……まあ、そんな事を考えている訳がないとは思うがな。お前にとってはその位の金額ははした金だろう?」
「その程度で売る訳がないな。召喚獣としての価値を考えても、最低額で15兆マーネだ。召喚獣としての価値でそれだ。ソウルメイトならもっと価値がついてもおかしくない。ソウルスキルの有用性を考えれば、召喚獣の100倍程度は出してもらわないと、こちらとしても交渉の席に着くつもりはない。そもそも、そこまでの価値があると思っている奴隷を売る訳がないんだが」
「まあ、そうだろうな。奴隷も立派な資産だ。それこそ、ソウルメイトをしっかりと揃えてきている奴隷なんぞ滅多にお目にかかれない。しっかりとそこまで育てているのであればなおのことだな。売る気は無しと。それで聞きたいんだが、お前たちのレベルは幾つになる? ここのダンジョンの攻略にどの位のレベルが必要になるのかの参考に教えて欲しい」
「俺は今は750を超えたところだ。奴隷たちも600を超えている。もっとも、ここのダンジョンに移って来た時には500程度だったとは思うが」
「……凄まじいな。それだけの召喚獣を揃えてもなお、そこまでのレベルが必要になるのか。そうなってくると、並みの召喚獣ではこのダンジョンの攻略は難しいか」
「ゴブリンでも攻略できるようにするのであれば、レベル3000は必要になってくるだろう。もっとも、それ相応の+も必要になってくる。そもそもこのダンジョンでレベル3000を超えようと思っても無理だがな」
よく頑張っても2500が限界だろう。そこからは一気に経験値が減る。上げられない訳では無いだろうが、現実的ではないな。しかし、貴族家が絡んでくるのか。面倒だな。




