お財布にダイレクトアタック
OFUSE始めました。
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ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
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さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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「フール! いつもよりも後ろに流してやれ! ここからは資金との戦いだぞ!」
「承知しましたぞぉ! 吾輩のできうる限りを尽くしましょうぞ!」
「デバフが通るたびに資金が減るのが解るのさー。底をつかないように気を付けるのさ。あたしには加減は出来ないけどさ」
「金ならどんどんと使ってしまえ。ただ、50波の分は残しておいてくれ。最終防衛ラインさんが当てにならないんだから、ある程度は処理しないといけないのはそうなんだが」
41波目の戦いだ。ここからは資金力が試される。相手がデバフに耐性があるんだ。……鬼系と犬系だからな。デバフへの耐性が低い奴らで助かっては居るんだけど。
因みにドロップアイテムは早い者勝ちで回収できる。波が終わらないと回収できないけど、まあまあ回収できていると思う。多ければ多いほどに資金になるんだから、回収しない訳がない。こういったときの為に資金はなるべく稼いでおかないと。今後はダンジョンでもどんどんと資金を消費していく事になる。貯め込んでも無駄なんだけど、貯め込まないと戦えないって事にもなってくるからな。
さて、目下の問題は魔物が強くなりすぎていることである。相手のレベルが一気に上がっていると思われる。なんとかデバフのお陰で戦えては居るが、中々に厳しい。
「まあ、強力な魔物にシフトしつつあるから、雑魚の数は減ってきているんだけどな。ボスラッシュとまではいかないが、そこそこ強力な魔物が出てきている。デバフが大事になってくる局面だ。なんとかしてくれよ?」
「そこは任せるさー。実績が違うのさー」
「油断は禁物じゃ。妾たちが落ちれば後ろは大変じゃろうて」
そうなんだよな。最終防衛ラインさんが苦戦をしているらしいんだよ。何処までも舐めた奴だなとは思うんだが、レベルが高いだけのぼんくらなんだよなあ。レベルは上げようと思ったら上げられる。まあ、あそこまで上げるのには苦労したんだろうけど。ダンジョンに潜っていたらそこまで苦労するものでもないんだが、召喚獣が弱ければ本当に苦労をするからな。
因みに、援軍は来ていない。実際には来ているんだけど、配置が違うのだ。既存の防衛ラインに配置ではなく、新規の場所に配置されているみたいなんだよ。こちらと隣の間に配置して穴埋めをしているって感じだな。だから、実質戦う数自体は減っている。そっちにも分散していくからな。まあ、魔物がどんどんと強くなっている現状、状況はそんなに変わらないのが良い点か。
そもそもフールが落ちたら戦線が崩壊するので、強さはさほど関係ない。強かろうが弱かろうが、フールはそもそも乙る時は乙る。攻撃力が過剰になってもやっていることは変わらない。ダメージレースはしても無駄なんだ。
そして、スカルは一撃必殺の次元魔法持ち。まだこの段階でも十分に通用する。だから、フールさえどうにかなれば、戦線の維持は可能なんだよ。問題はフールに全責任が乗っかっている状況が悪いんだけどな。でも、パーティーコンセプト的にこうなるのは必然なんだよな。フールには悪いとは思うが、そもそもあいつは何故か落ちないので、結果的に安定しているんだけど。
「つーかそろそろ交代の時間だろうがよ。後ろの連中は何をしているんだって話だな」
「そうじゃの。明るくなって久しいのじゃ。そろそろ交代の時間じゃの。他の連中はサボっているのではないか?」
「自分の領分を解っているのさー。出来る事と出来ないことがあるのさ。出来るなら戦闘に参加したくないのが本音なのさ」
それは解っているけどな。けど、冒険者ギルドからも報酬が出るんだから、その分は働いてくれないと意味がないだろうに。今回のスタンピードで遊んでいる暇なんて無いんだよ。なんとしてでも止めないといけないんだ。近くの狩場を活性化させる訳にはいかないからな。必死になって守ることが必要になってくる。そういう状況だって解っているとは思うんだがな。
「というか、そろそろ最終防衛ラインさんのレベルを超えるのさ。向こうも上がっては居るんだろうけどさ。こっちは既に75を超えているのさ。このまま行けば、100付近まで上がるんじゃないのさ? スタンピードはこんなに経験値が美味しいのさ?」
「単純に適正レベルじゃないだけだ。俺たちの適正レベルだと30波くらいが限界だったはずだからな。それをフールが頑張ってなんとかしているし、幸子のデバフもある。ジャイアントキリング構成なんだから、敵が強かろうと攻略は出来る。まあ、やろうと思わないけどな。普通は単体相手になんとかするパーティーだから。適材適所で考えたら、こんなパーティーを乱戦に突っ込む方が間違っている」
「妾のレベルも追いついてしまったからの。それだけおかしな事をやっているという事じゃ。普通はもっと緩やかにレベルが上がるのじゃ。ここまで出鱈目な状況もそうそうあるまい。後は死ななければ大丈夫じゃ。……もっとも、後ろの方が心配じゃがな」
全くである。後ろの連中は楽しているんだから、これからが辛いぞ。ここからは半分近くは後ろに流すんだからな。コンボとしてのデバフからの次元魔法がきかなくなってくるとどうしてもな。中々に厳しい所があるんだよ。処理速度よりも追加の方が多かった場合、後ろに流さざるを得ないからな。
「つーか、本当に交代はまだなのかよ? こっちとしてもそろそろ休憩したいし、食事も満足に取れている訳じゃないんだから、1度ゆっくりしたいんだがな」
「時間は過ぎているのさー。あたしの感覚は正常さ。懐中時計ではどうなのさ?」
「30分も過ぎている。マジで怠けすぎだろ。何をやっているんだって怒鳴り込みたくなるな」
「無理を承知で後ろに下がるのはどうじゃ? 流石にこの状況はおかしいのじゃ。普通なら隊長が何かしらの処置をしないといけないのじゃ」
「……いや、41波を耐え忍ぶぞ。交代はそれからでも間に合う。気合を入れていくぞ。幸子は処理速度優先で。素早さのデバフは節約する。フールならなんとかしてくれるだろ」
「了解なのさ! スカルもそれでいいのさ?」
「カッタカタカタカタ」
「良さそうだな。耐えるだけ耐える。休憩はその後だ。ゆっくりと休憩させてもらおう。そのためにはまずは耐えるぞ」
休憩返上とか最悪だからな。後方は何をやっているんだ。こっちの状況しか解らないんじゃあどうしようもない。……そういえば、低レベルの連中を見なくなったな。何かあったんだろうか。最悪死んだという事もあり得るんだが。そこまでになるのかと言われたら、なるとしか言いようがない。普通に考えて、レベルがある程度ある奴が前衛を務めるべきだし、優秀な召喚獣を持っている奴が前衛を張るべきなんだよ。俺たちはそれに該当しないはずだったんだがな。
結果的にレベルがガンガン上がり、ここまでになってしまっているんだが、これはあくまでも副産物だ。本命はスタンピードの解決であって、レベル上げに勤しみたい訳では無いんだよ。まあ、単純にレベルが欲しいのは欲しいので、有難いと言えばそうなんだけど、それとこれとは別の話だ。レベルが上がっているから良しとは言えない。責任放棄したとして後で組合に掛け合おうかね? 名前も隊の番号も解っているんだし、減点してもらうのも有りかもしれない。
そんな訳で、41波を耐えきって後方に戻ってきた。2時間くらい余分に戦っていた気がする。後で責任を押し付けようと思っていた。……後方陣地が壊滅しているなんて思ってもみなかったんだ。




