調査結果は
OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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冒険者ギルドでスタンピードの可能性を話した後、俺たちがやることは1つだ。ダンジョンの周回だ。外の狩りは良いのかとも思うかもしれない。けど、正直なところ、本格的に狩りをしようと思うと、俺たちじゃあ足手まといになる。何よりもアタッカーが不足している。狩りに行くのであれば、強力なアタッカーが必要になってくるんだけど、今の所そんな召喚獣は呼べていない。そもそもSPが足りない。だから、とりあえずやれることをやっておく方が良いんだ。まずはレベルを上げる。強くなることを最優先で動かなければならない。
だから、ダンジョンにどんどんと潜っていったんだ。3連勤をして1日休む。これを繰り返した。ひたすらに繰り返した。ドロップアイテムはどうでもいいが、宝箱から出るアイテムは欲しいからな。ひたすらに潜って潜って、15日くらい経った頃だろうか。
「メルト様ですね。ギルドマスターがお呼びです。このまま部屋に案内させてもらいますが、よろしいでしょうか?」
「組合長ですか? 解りました。案内してください」
いつもの部屋かと思ったんだが、どうやら違うようだ。いつもの部屋なら案内するとかは言わないか。いつもとは別の部屋に通されて、とりあえず待つことになると思っていたんだが、既に組合長は居た。……臨戦態勢とも言える様な恰好でだ。
「来たか。まあ、ゆっくりは出来なくなった。ちょっとそこに座れ。話をしておかないといけないからな」
「その感じだと、守りの祠は見つかったんですね? しかも最悪に近い形で」
「ああ、その通りだ。これが地図になる。……一応、軍事機密だから、こういうのがあるって言うんじゃねえぞ。貴族様にも内緒で持っているんだからな」
「縮尺が全然あっていない地図を軍事物資なんて言いませんって。この程度であれば、商人も持っていると思いますよ? 貴族家が所有しているのは、もっと地形や何からまでが正確に記載されていると思いますから。この程度なら全然問題無いですって」
町や村の位置が正確だとは思っていない。俺が知っているマップとは全然違ったからな。距離も何もあっているものではない。位置関係とダンジョンのある場所や塔のある場所が記載されているだけの地図だ。この程度なら軍事物資とは言わないだろう。
「……まあいい。これを見ろ。見たら解ると思う」
「……最悪よりはマシ、って所ですか。殆どが黄色じゃないですか」
「ああ、殆どが黄色だな。黄色の所に関しては、とりあえずかなりの勢いで魔物を討伐する様に指示を出しているらしい。少数の橙の所も同じだ。これ以上進行してしまうと不味いんだろう? なんとかなるかもしれないと思って、狩りの準備をして冒険者に狩らせている。……問題はここだ。ここが赤色だった。しかも偶に黒い部分が見え隠れしているという感じだそうだ」
「もうすぐにスタンピードが起きる兆候じゃないですか……。事前に知れただけでも有難いって感じですかね?」
「そうだろうな。今の所、緊急で強い冒険者を集めている。……まあ、こことは別の場所も赤だったんだが、そっちはここから遠い。カイレヨ町から行ける場所でやばいのがここだ。周辺には、メモル村、コトリ村、サルミ村、ベレーユ町がある。ここからも応援に向かわせることになっている。心配するな。カイレヨ町の周辺は最悪でも橙だ。まだ時間の余裕はある。まずは緊急的にここの強化が必要になってくる。それで、ある程度の冒険者、レベルが20以上の冒険者には緊急依頼で守りに向かってもらう。……領主にもしっかりと話はしてある。兵士も寄こしてくれるそうだ。だが、どの位強いのかは未知数だ。今まで狩りもサボってきた連中だからな。ダンジョンで訓練はしていると思うが、どうなるのかは解らない」
「なるほど。俺もそれに参加すれば良い訳ですか。丁度この間20を超えたところですし」
「……流石に早いな。だが、そういう事だ。対処が出来る人材が居るだけでも話は変わってくる。場所は何処でもいい。配置についてくれるか?」
「勿論ですよ。ここで逃げるなんて選択肢は無いですからね。なんとかして見せましょう。……まあ、そんなに戦力にはならないですがね。なので、ベレーユ町に配置して欲しいです。ここならダンジョンがありますし、ベレーユ町のダンジョンは鬼と怪異のダンジョンですからね。ここは50層あったはずです。周回するにしても30層付近で周回したいですね。そのためにはアタッカーが必要になってきますが、新しく召喚石を使わないといけないでしょう。丁度良い感じの月齢になります。明後日には召喚してこようかと思います」
明後日は新月。欲しいアタッカーは別に新月じゃなくても出てくるんだけど、新月の方が出やすい。狙いは付けてある。なんだかんだと宝箱からもそれを狙うだけのアイテムも出てきている。今回は狙い通りに引けるかどうかなんだよ。アタッカーは必須だからな。
「戦力の事については解らん。何が良いのかはそっちが判断してくれ。とにかく、急いで配置についてくれ。まだスタンピードにはって状況ではない。もう明日にでもスタンピードが起きる可能性がある。現状は不味い状況だ。なるべく早くにベレーユ町に入っておいてくれ。ダンジョンに潜るつもりなんだろうが、それは問題ない。だが、ずっとは駄目だ。スタンピードが起きたら直ぐにでも動けるようにしておいてくれ」
「余力は残しておきます。……どの位の人員が確保できそうなんですか?」
「冒険者で動員するのはこの町からは500人程度だ。周辺の狩りよりも、そっちの方が優先度が高い。出来る限りの人員は送り込むつもりだ。全体では1万人が各町村に配置できるだろう。そのくらいはなんとかなる。スタンピードで外に魔物が出て行く方が問題だからな。なんとか狩場で押し留めないといけない」
「ですね。となると、本格的に色々と準備をしなくてはならなくなった感じですか。……最近の宝箱が当たりしか出ないのもそういう加減なんだろうか」
「さあな? 何が当たりなのかは知らないが、少なくとも戦えるだけの戦力は確保してくれよ? 戦えませんでは話にならないからな。久々のスタンピードだ。ここいらで定石の確認をしておかないと不味い。今までは起きていなかったからな。これも貴族に責任をなすりつけるには丁度いい」
「領地貴族の怠慢ですからね。全責任は貴族にあります。多額の賠償金も貰えるんじゃないですか? そういえば、召喚石は何が填め込まれていたんですか? それによっては、被害が少なくなるかもしれないですし」
「……召喚石は、何処の祠も設置されていなかった。つまりは、抑え込むだけの戦力は、冒険者が用意しなければならない」
「……最悪ですね。昔の貴族が撤収する際に回収したんでしょうか?」
「解らん。だが、祠は戦力にならないって事だ。今回のスタンピードは、過去最大の大きさになるんじゃないか? お前の言う通りなら、そうなるんだろうさ」
馬鹿じゃないのか? そこまで腐っているのかよ。最悪の最悪を引いた感じだな。とりあえずはなんとかするために人をかき集めているんだろうけど、なんとかなるんだろうか。各場所に1万人、計4万人が配置される事になる。昼夜を問わず働かないといけないことを考えると、まだまだ人員が足りないようにも思う。3交代制でも3000人からとなるんだからな。しかもレベルが20以上というだけの戦力だ。期待は出来ない。俺たちも戦力として当てになるのかと言われても微妙な所だ。レベルが圧倒的に足りてない。
それでも何とかしなければならないんだ。今できることをやろう。最大限に活かせる戦い方をしようじゃないか。そのためにも、アタッカーを呼ばないといけない。




