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ソウルメイトは貧乏神  作者: ルケア


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学校の効果

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 学校が始まって暫く。やはり問題は勉強する場所であると言う事を教え込むことからだったらしい。遊びに来ている訳では無いんだ。それが解るまでの辛抱だと思うが、解ってしまえば卒業することは容易い。そんな訳で、12月だというのに、既に卒業者がポロポロと現れているらしい。


「学校はとりあえず成功と言っても良いな。まだまだ情報が集まり切っていないけど、勉強が出来るようになってくれれば助かるって家庭もあるだろうし、良い事だと思うんだよな。多分だけど」


「そうじゃな。勉強を教える暇が無い所もあるじゃろうし、纏めて勉強を教えてくれる場所があるのは良い事だと思うのじゃ」


「苦手もあるだろうしの。特に数字に疎い奴は多くいる印象だの。日常生活でも使うため、数字はどうしても必要だの」


「そんな事よりも! 大切なのは学力が均一化されると言う事なのです! すこーし内容を聞きかじった程度の子供と、真剣に教えられてきた子供の差が無くなるのです。それ以上の効果はないと言えるでしょう。格差が無くなるのは良い事ですぞ!」


「実際その通りなのさ。こいつの言う事に賛同するのは微妙な感じがするけど、学力が同じ程度になるというのは社会からしても有難いのさ。これでどの人材が来ても、同じくらいの能力があるって証明できるのさ。学校の効果は大きいのさ。特に時間に追われている貧困層にとっては大きな話さ。タダで教えて貰えるんだから学校に放り込んだ方が得さ」


「それに今の所、労働力が足りないと言う事は無いのじゃ。ホムンクルスも作っておるのだろう? その内普及するのであれば、労働力不足とは無縁になるはずなのじゃ。子供が仕事をせんでもいい世の中になるのは良い事なのじゃ」


「だが、それだと困ることもあるの。子供の社会勉強が出来なくなるの。労働力不足で子供を止む無く使っていたところは否めんが、それが子供の成長を支えていたの。今後は子供の期間が長くなると言う事でもあるの。それは果たして良いものなのかどうかの判断はできないの」


「うーむぅ。それは一理あると思いますなあ。子供が子供のままだと、困るのは大人になりますのでねえ。雇ったは良いですが、子供の様な振舞いをされるというのも困りものですなあ。故に、仕事をさせる前に、家業を手伝わせるのは必須。子供の精神年齢を上げる工夫は必要になってくるのでしょうな。そうしなければ、働くにしても支障が出てくるでしょう。何時までも子供気分で居られても困りますからなあ。ですが、それを考えるのは吾輩たちではない。違いますかな?」


「その通りではあるんだよな。そこからは子育ての範疇になってくるから、積極的に行政の俺たちが関わることではないんだよな。労働力不足になっている訳では無いけど、社会勉強の一貫として子供に仕事を任せるという事をした方が良いのはその通りなんだよな。責任の重さも理解できると思うし、失敗することを覚えないといけないからな。何でもかんでも学校で教えて貰えると思ったら大違いだ。学校で教えるのはあくまでも勉強だけだからな。勉強以外は教えられないと言ってもいい。それ以外は自分の家の中でやって貰わないと困るんだよ」


「でも、そんな事は普通なんじゃないのさ? それこそ今までやってきたのさ。これからもそうなるんじゃないのさ?」


「簡単に予想が出来る訳では無いの。今までしてきたことがしなくてよくなった場合、あれもこれも学校に求める危険性があるの。それらの要望を叶えてやるのは筋違いだの。あくまでも勉強は学校でやると言うだけだの」


「子育てを放棄することは出来ないのじゃ。結局は自分の子供には自分で教える必要があると言う事なのじゃ。それを解らない親を作り出さないかが心配なのじゃ。1つだけと言いながら、2つも3つも要求するなんてことは大いにあり得るのじゃ」


「愚か者は要りませんので! かといって天才しか必要ないともぉ、言う事は出来ないのです。凡人には凡人の役割がありますので。愚者は必要ありませんが、凡人は使い方によっては使えますからなあ。その点が大きな差でしょう。愚者にするのか、凡人にするのかは、各家庭の教育方針で決まります。そして、今は凡人が量産されるのでしょうが、今後の親は解らないという所なのです。愚者を量産されても困りますのでねえ。使い物にならない人材など、居ない方がマシですので。結果、人口は増えても、労働人口が増えない、なんて事になりかねませんなあ」


「口は悪いけど、こいつの言う事は真実さ。労働人口が増えないと、人口が増えても意味が無いのさ。その辺のフォローはどうして行くつもりなのさ?」


「うーん。難しい所ではあるんだよな。各家庭の教育まで面倒見切れないからな。責任の重さを感じさせるには、学校では不十分だ。そう言う事は各家庭に任せることになるんだよなあ。そうなると、子供が増えるに従って、疎かになることもあり得るんだよ。子供が社会に出てからが困るんだけどな。それを繰り返すしか無い可能性はある」


 責任感の無い子供を幾ら造られても困るんだよな。人口は確かに欲しい。けど、無能が欲しい訳では無い。程よく凡人であれば望ましいんだよ。天才はそもそも生まれたときからのものなので、どうにもできないんだけど、愚者と凡人の違いははっきりしている。冒険者とかも愚者だとどうにもならないしな。……現に冒険者組合からも報告されているんだけど、ダンジョンの構造を把握するすべを覚えようとしない冒険者も居るそうなんだよ。そんな奴らはどうしたってダンジョンで稼げない。故に毎日のように依頼を熟さないと生活できないらしいんだよな。


 覚えられないなら仕方がないんだ。それだけの能力しか無かったと言う事なんだから。でも、覚えようとしないのはどうにもならないんだよなあ。冒険者の中にも色々とあるみたいなんだよ。皆が皆、ダンジョンの構造を覚えようとするわけではないんだ。覚えた方が効率的なんだがね。1日の稼ぎが全然違ってくるからな。宝箱の数に直結するから。


 何も考えないでダンジョンに潜るのは悪手である。それは変わらないはずなんだよな。出来ることをすべてやるくらいの気概が必要だと思うんだけど、どうなんだろうな。何でそうなるのかなんて考えない方が良いという訳でもないんだけど。冒険者でも、明暗がはっきりとしてしまっているみたいなんだよな。悪い事では無いんだよ。今まで燻っていた奴らが頭角を表し始めただけなんだから。今まで通りの方法でいいやと思う冒険者の相対的価値が落ちているだけなんだよな。


「でもまあ、だからって学校が全て悪いとは言えないし、効率を求めるなら学校は必要になってくるだろうしな。今後の子育ての事を考えると、どうしても負担になってくるんだから。負担の軽減は何処かでやっておかないといけない事だし、学校を作ったことは間違いではないとは思うんだけど」


「間違いではないと思うのじゃ。それが子供の幸せに繋がるとは限らんだけじゃな」


「まあ、良いんじゃないのさ? 今度の事は今度に考えるさ。今のところはある程度上手くいっているのさ。それはそれで考えた方が良いのさ」


 それはそうなんだけどな? 今後の事も考えてやらないと、エルフはまだマシなんだけど、人間は寿命のサイクルが早いから。問題が出てくるならまずは人間からなんだよな。一番数が多いから、影響力も大きいんだよ。それをどうするのかは、ある程度決めておきたいとは思うんだよな。

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