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ソウルメイトは貧乏神  作者: ルケア


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クリエミルツ辺境伯とお話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 守り手としての何か、それは見つからなかったが、とりあえずクリエミルツ辺境伯様に話を持っていくことにした。現状と今後の確認も兼ねてだな。まずは話をしてしまいたい。


「あのなあ。この間会ってそれからそこそこ直ぐだぞ? 俺が足を手に入れたからここに居たものの、まだ王都から連れどもは帰って来てねえぞ? お前、自分の移動速度がおかしい事にそろそろ自覚した方がいいぞ? 普通はこんな早くは移動できないんだからな?」


「それは、その、すみません」


「はあ。まあいい。今日は何の様だ? 顔がかなり強張っているが、いや、怒っているのか?」


「ええ、まあ。話せば長くなるんですが、初めから話した方が良いですか?」


「端折るよりはいいだろうよ。初めから話してくれ。まあ、時間ならあるからよ。誰かのお陰でな」


 と言う事で、色々と知ったことを話していった。現状の自分の領地の事、想定しうる隣の領地の事、冒険者の事。色々と話を最初から最後までした。所々でまあ、ちょっと感情が出てしまったところもあったが、概ね伝えたいことは伝えたつもりだ。これからどうするのかまでは伝えていないが、何がしたいのかは解ってくれたんじゃないかな。多分だけど。


「……はぁ。ま、現実はそうだ。というよりも、お前さんは転生者だろう? 前はどうだったんだよ? その時は何も思わなかったのか?」


「前の人生は、……自分にも悪いとことがあったので、それを自覚して最低限の生活で生きてましたね。でも、ここまで酷い状況ではありませんでした。その所為か、人口は減ってましたね。良い国であったのであれば、人口は増えるんでしょうが、人口はかなりの数減っていましたから」


「そうか。まあ、そうなるわな。今の状態が異常なのは俺も解っている。だからと言って、全てを助ける必要があるのか? それがお前さんの義務なら解らないでもないが、そういう訳でもないんだろう? なら何で助ける必要がある?」


「そう、ですね。今の俺には、ある程度なら救える力があるから、でしょうか? 何で憤っているのかも、余り解っていないんですけど」


「なるほどな。見捨てられなくなったか。見えてしまって、見て見ぬ振りが出来なくなったか。そういうのは、平民の思考じゃないと思うんだがな。どちらかと言えば、王の素質がある奴が持っているものだ。やっぱりお前さんは貴族だったんじゃねえのか?」


「普通の平民ですよ。しかも碌でもない平民でしたね。もう少し能力があれば、もうちょっと幸せな暮らしが出来ていたんでしょうけど」


「ほーう。で、力を得た今回は助ける側に回りたいと。で? その時の事も言われてきたからここに来てるんだろ?」


「ええ、まあ、はい、そうですね。攻めるのは簡単だと。落とすのは簡単だと。だけど、守るのはどうするんだって言われました。派閥の貴族が守ってくれる訳では無いんだぞと。近くに居れば可能性はあるが、遠くでどうやって守るんだと」


「正論だな。俺がお前さんを守るにしても距離がどうしても邪魔だな。距離を取っ払う方法でもあるのか? ねえだろ。そんな方法があるのであれば、まずはお前さんが使っていることだろうよ。個人の移動手段はあるだろう。俺だって得たんだ。それはある。が、攻められた時の対応がそれじゃあ間に合わない」


「だから、力としても、攻め手ではなく、守り手としての力が必要だと言われました。攻め手だけでは弱いと。そう言われました」


「そうだな。守りが必要だな。しかも、攻めれば攻める程に守る場所が増えていく事になるぞ? それは解っているのか? 単純な数でどうにかなる問題じゃなくなってくるんだぞ? 解っているのか? 100か所じゃすまねえ。1000か所でも足りねえ。1万か所は守り切れるだけの何かがあるってのか? それが無ければ、こっちもやって良いぞとは言えんぞ?」


「……逆に言えば、守る事が出来たら、賛同はしてくれるんですか?」


「そりゃあな。俺だって同じことを考えたこともある。だがな、どうやっても無理だと考えて今ここに居る。シリエント公爵派閥はまだマシだ。ミズレイア公爵派閥もまだいい。ジェンティル公爵派閥とエスタルド公爵派閥は、お前さんの倒したい敵そのままだぞ? 国の半分を相手に、何処まで守り切れる? しかもだ。内乱が始まったとあっては、ミズレイア公爵派閥も動くだろうし、お隣のリッテル王国は絶対に動いてくるぞ? それに、友好的だった国も、あわよくばと攻めてくるかもしれない。それに全部対応できると思うのか? 俺は出来ないと思った。だから派閥内部の掃除だけで良いかと考えた。そうしてシリエント公爵を追い落とすつもりなんだ。解るか? お前さんがやろうとしていることは、国の統一だ。派閥で分かれた国を1つに纏め上げようとする行為だ。その労力は半端では無いぞ? それでもなお、この国を守り通せるか?」


「……」


「出来ないとは言わん。俺だって考えたことはある。だがな、どうやっても手が足りないんだ。お前さんが好きな人口だな。人口が足りないんだよ。それだけの人口を何処から集めてくる? 統治に関してはなんとかしてやる。なんとかできる方法はあるからな。だがな、さっきも言ったが守りに使える人手が足りないんだ。最低でも、そうだな。1億人は欲しいか。1億人とそのソウルメイト、召喚獣、それだけ揃えて守りはなんとかなると言ったところだ。現実的に可能かどうかだ。可能であれば支援してやるよ」


「……」


「……お前さんの気持ちは解らんでもないんだ。だから用意して見せろ。案を見せつけろ。捻り出して見せろ。今の俺が言えることはそれだけだ。現実を見ろとは言わねえ。夢を追いかけてみろ。そして、可能性を引っ張り上げて来い。その可能性が見えた時、支援してやる。守り手がなんとかなるなら、統治に関しては任せておけ。……今はこの言葉が限界だ。意地でも探し出してこい。良いな?」


「……ええ、必ず。見つけてみせましょう。その可能性を」


「よく言った。見つけたら報告を頼む。ああ、シリエント公爵を追い落としてからにしろよ? 流石に両方ともやるってなると、手が足りねえ。でもまあ、何でだろうな。お前さんなら見つけてくるんじゃねえかって思えてならねえ。……期待しているんだから答えて見せろ。誰も出来なかったことをやるんだ。それくらいの難易度だと思いやがれ」


 1億人か。いや、人間やソウルメイトを含めて10億人と言う所だろう。それだけの人口を用意しろと。流石にそれは不可能だ。人口を急激に増やすことは不可能だ。現在居る人間の数には限りがある。どうしても限界があるんだ。それでも、かき集めなければ動けない。なるほどな。無理難題って訳だ。だが、統治はなんとかしてくれるらしい。それは朗報だ。統治に割ける人材は、そこまで居なかったからな。そこは前進だ。


 どうすればいい? 守り手なら召喚獣でと言いたいところだが、国中を巻き込むんだ。今いる25000の兵士では全然足りない。最低でも1億人だ。余裕を見て10億人は欲しい所だ。人口を生み出すことは出来るのか? 出来ない。人口を増やすにしても、1億人の兵士をと思えば、最低でも領民は100億人は欲しい。それだけの食料も必要になってくる。人は食わないと生きていけない。最低でもそのくらいの土地と召喚獣が必要になってくる。そうなると、国土の半分くらいは欲しいと思う。そのくらいは必要になって来てもおかしくないはずだ。だったら、どうすればいい? 何か方法が無いか?

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― 新着の感想 ―
どこぞの庭師世界のように一家15人政策をすればいいんでね? 子供産んで助成金みたいな話あったと思うけど それを発展させて1人目を1、2人目を3、3人目を5(上限は15人で29)みたいにすればいい(子捨…
大陸に住む人類まるごと鏖殺して浄化するパターンはこの作品では流石にやらないだろうな そのくらいの愛着や希望はあるように見える 絶望したらわからないが、まだ絶望するには早いよな
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