遺跡に関して
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「恐らくだが、ダンジョンではない。遺跡だ。昔は誰かの所有物だったという可能性が高い。そこに居るのは魔物じゃない。召喚獣だ。だから無限に出てくるし、その場所を守るように配置されているはずだ。そういった機構があるんだよ。ダンジョンではないからボス部屋も無い……、いや人によっては作るか。だが、宝箱は出ない。ダンジョンではないからだな。そういう場所があるのは知っている。が、何処に何があるのかなんて解らないぞ? ダンジョンは神が作ったもので、遺跡は人類が作ったものだからな。まあ、一部の物については神からの譲渡物が含まれているんだが……」
「遺跡、だと? それじゃあ、あの強すぎる魔物たちは、召喚獣だと!?」
「そうだ。その可能性が高いと思う。実物を見た訳でもないからはっきりとは言えないが、遺跡だろう。かつて自分が使っていた召喚獣たちを自由に配置して作ることが出来る場所だ。高難易度なのは、それを作った奴がもの凄く強い使い手だったという事だ。……ダンジョンの宝物から手に入れるとあるものを加工して、神様からあるものを引き換えて貰うと作ることが出来る。そもそもだが、それを手に入れるにしても100層を超えるダンジョンの最奥のボスからしか入手できない物を、特定の召喚獣に加工させ、神との取引を成功させないといけない。そんな事が出来る奴なんてそこまで居ないんじゃないか?」
遺跡、プレイヤーからは秘密基地と言われていた。簡単に言うとプレイヤーが作れる追加のフィールド。その最奥にはプレイヤーがその遺跡を弄ったりするための個人スペースがあるために、秘密基地と言われていた。誰でも入ることは可能だが、遺跡の謎を紐解き、時には知恵を、時には力を試される場所である。俺も作ったことがあるぞ。秘密基地として運用していたが。
作り方は解ってしまえばそこまで難しくはない。100層を超えるダンジョンの宝箱から排出される「エンドルビー」を、召喚獣「プロメテウス」に「始まりの炎が宿りし聖火台」へと加工させ、それを召喚獣「ウラノス」に使わせて創造神と交渉をする。この時、創造神が何を要求してくるのかは解らないが、相当な物を要求してくる。それと「終わりと始まりの台座」を交換して、起動。そうすると、そこに追加マップを作る権利が与えられるんだ。出せる魔物は自分の召喚石の召喚獣のみ。「終わりと始まりの台座」1つにつき、5パーティー登録できるため、最大30個の召喚石が必要となる。しかも育成済みでの話だ。育成済みじゃなくても配置は出来るし、後で交換も出来る。1度は作ったプレイヤーが多いんじゃないかな。作り込んだかは別問題として。
本気で作った奴らも居たのは確かだ。攻略者を求めていた遺跡もあった。自分の作った遺跡が攻略されるのを楽しみにしているプレイヤーも居たんだよ。難易度はもう高すぎて泣けてくるものだったと言われていたか。因みに俺は挑戦していない。遺跡は作ったけど、どちらかというと秘密基地として運用していたからな。攻略も割と簡単に出来る仕様にしてある。要らない物置き場にしていたからな。どう考えても必要ないだろうって物は売ったけど、惜しくて置いておいたってものを仕舞っていたかな。盗まれることはよくあったけど。遺跡の場所を知っている身内には持っていってもいいと言っていたからな。俺も身内から拝借した物もあったし。
何で普通にトレードしないのかについては、面倒だからという事になる。そもそも時間を合わせてトレードするのが面倒だったから、秘密基地を作ってその中に必要になりそうなものを保管していただけなんだよ。召喚獣を呼び出す素材とか、色々だな。コンセプトがあって遺跡を作り込んでいた訳では無いんだよ。
「過去の誰かの召喚獣たちだ。ある程度は自由にできる代わりに、ああやって戦っている訳だ。もっとも、その遺跡が攻略されることを前提に作ってあるのかは不明だけどな。見つけやすい場所に会ったのであれば、それだけ皆に攻略して欲しいという願いが込められていると思う。……もしも攻略が出来れば、もの凄く強い召喚獣を手に入れられることになる。今まで敵だった召喚獣を自分の物に出来るわけだ。言う事を聞くのかは別にしても、価値がある場所だろうとは思う。……問題は攻略できるのか、なんだよな。比較的見つかりやすい場所に作ってある場合は、攻略者を求めているという事なんだ。言ってしまえば、誰かに攻略して欲しいと思っているからそんな場所に作ってある。見つけて欲しくない場合は、もっと辺鄙な場所にあったりするし、入り口も隠されていたりするからな」
「……過去の偉人たちを相手に戦っている訳か。道理で攻略出来ないはずだ。強すぎて歯が立たないという話を聞いている。過去にはそこまで召喚獣を強くした偉人も居たという事か。名前が残っていないのが惜しいが」
「攻略すれば名前も解るんだろう。まあ、俺も時間と戦力があれば挑戦してみたいとは思うが」
「……聞いているだけで行きたくないのさ。最強を求めた奴らが作った場所なんて資金が幾らあっても足りないのさ?」
「資金だけで済めばいい方だろう。死人も相当出ているんじゃないか?」
「……その通りだ。過去の記録から見れば、もっとも酷い場所では4桁の死者数が記録されている。その代では英雄クラスだった者も数名亡くなっている」
「寿命を考えればそれ以上の話になってくるだろう。遺跡は攻略したら旨味があるとは思わない方が良い。あれは攻略できる人を探しているだけで、攻略者にメリットがある場所ではないことが多いからな」
「いや、だが、そこにいた召喚獣を、言う事を聞いてくれるかは解らないにしても手に入れることが出来るんだろう? 十分なメリットじゃないか」
「そう考えるのかもしれないが、攻略出来たという事は、それ以上に強い召喚獣を既に持っているという事になる。他者に譲渡するのであればまだしも、自分で使うとなると厳しい所がある。何せ、完成されたパーティーを崩してまで、獲得した召喚獣を組み込むのかという事になるからな」
「……そういう事か。そうか。勝てたのであれば、その個人に取っては必要ない可能性もあるのか」
「そういう事だな。遺跡は娯楽施設と同じ部類なんだ。攻略して欲しいと願った人が作った施設であるという見方が強い。そもそも見つからない場所にある遺跡は、攻略可能なんだろうが、そもそも見つからないからな。特定の召喚獣を連れていないといけないという条件もつけることが可能だ」
俺の遺跡はそのタイプだな。特定の召喚獣を連れていかないと見つからない仕様になっている。だから身内からは簡単に略奪の様な事をされていた訳なんだよ。ゲーム時代はそれでも良かったし、俺も身内の物を勝手に持っていったりしていたから、ある程度はお相子という感じなんだよな。……ゲーム友達くらいは居たさ。遊ぶ時間が一緒にならなかっただけで。そういう集まりもあったんだよ。ゲームシステム的にはクランと呼んでいたが。こっちにもクランはあるんだろうか? あっても所属しないとは思うけどな。リアルで何か拘束される様な所に身を置きたいのかって話になってくるからなあ。ある程度は自分で完結させたいとは思っているんだよ。その方が気が楽だ。そうだろ? エルフって事は長寿なんだ。……老化の早さも違う事になる。そういう人たちを置いていかないといけないのは辛い気がするんだよな。身内を作り過ぎると、別れが辛い。そういう気がしているんだよ。




