ギルドマスターとのお話
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換金は済んだ。まあ、そこまでいう程のお金にはなっていない。それでも5桁はいったけどな。直ぐに消えて無くなるお金だ。貧乏神が居たらこの位のお金は無くなってしまうのが普通なんだから。お金に困ることは多々ある。資金難になることなんてザラにあるのだ。これで暫くは大丈夫なんてセーフティーラインは無い。例え10桁のお金を持っていたとしても、落としてしまうのが貧乏神だ。このスキルのお陰で誰ともパーティーが組めないのはご愛敬。組んでも揉めるだけになるからな。
それで、何故かギルドマスターと話をしなければならなくなった。組合長ともいう。冒険者組合は大きな組織だ。国とは別の組織である。それ故に色々とあるんだろうが、何で組合長と話をしないといけないのか。俺は何も悪いことはしていない。単純にダンジョンを攻略しただけなんだよ。それの何処が問題なんだ? 解らないな。現状できるだけの事はやったつもりではあるが、それ以上でもそれ以下でもない。出来る手段に則って、攻略したまでだ。
「組合長の話はなんなんだろうな? 俺は悪いことはしていないつもりなんだが。ダンジョンを1日に複数回攻略することは不可能ではない。それを実現したからなんだというんだよ」
「そんなもの決まっているのさ。秘密を教えろと言われるのさ。ダンジョンが複数回攻略出来れば、この町の価値は上がるのさ。冒険者ギルドで人材を囲うようにしてくるんじゃないのさ? 貴族にでも引き抜かれたら大損なのさ」
「……ああ、そういう事か。貴族家が関わってくるのか。ダンジョンの品々を手に入れるには冒険者から買うしかない。だが、それだけだと問題というか、入手経路が限られてくる。故に子飼いの冒険者を確保したいと思うのが普通だろうな。そして、上がりを撥ねると。やれないことはないだろう。特にこの町で住んで暮らしていこうとするのであれば、それの方が楽が出来る。それは確かにそうだろうな。貴族家と繋がっていれば、いろんな面で優遇を受けられるだろう。……デメリットもあるだろうが。もしも戦争という事になった場合は強制的に連れていかれたりするんだろうな」
宝箱を無限に開けられれば、戦力の拡充は簡単だ。特にこの町のダンジョンは簡単な方だからな。ダンジョンからの上がりも増えれば上々と言ったところだろう。富と豊穣の塔も近くにあるし、召喚獣を沢山呼び出すことが出来れば、戦力の拡充も簡単だ。そのためのアイテムも手に入るのはダンジョンからだからな。必要なアイテムを揃えてどんどんと召喚獣を増やしていけば、戦争でも有利に立ち回れるだろう。
「そういう事さ。召喚獣をなんだと思っているのか知らないけど、軍事的に使うのであれば召喚獣の方が良いのは確かさ。召喚獣はHPが0になっても時間で生き返るのさ。戦争でなら十分な活躍をしてくれると思うのさ。……もっとも、そんな状況になったら、召喚獣がいう事を聞かなくなるのさ。信頼関係は大切なのさ」
「だな。まあ、俺はこの町に留まるなんて気はないけどな。ダンジョンも難しいダンジョンの方に移動する予定だ。まあ、ある程度の戦力を整えてからになるけどな。最低でもタンクとヒーラーは欲しい。富と豊穣の塔からそれらが引けるまでは居座るつもりで居るけどな。パーティーはバランスよくしないといけない。そこは譲れないからな」
「そこは一般的な考え方で安心できる要素なのさ。……非常識と常識が混ざりあって変な感じなのさ。ここで非常識な事を言えば見限ることも出来たのにさー」
召喚獣のパーティーをバランスよく組むのは当然の事だろう。そもそも、人間でパーティーを組むことが殆ど不可能なんだ。だったら召喚獣でバランスを整えるしかない。まあ、奴隷で何とでもなるんだけどな。それはもっと余裕が出て来てからだ。今はまだその時じゃない。余裕が出来て、もっと出来ることが増えてきて、手数が足りなくなってきたら奴隷を導入する。最大5人まで奴隷を買えるんだから、そこまで悲観することではない。奴隷もソウルメイトガチャをしないといけないから、厳しい所ではあるんだけど。失敗したら即売り安定だからな。……残酷かもしれないが、俺は俺の利益を最大にする事を選択する。そのためには奴隷を売ることも視野に入れているんだよ。
「待たせたな。俺がカイレヨ町の冒険者ギルドのギルドマスター、レーニンだ。何でも1日に複数回のボスを倒した奴がいるって聞いてな。まだまだ子供だろ? エルフだからってまだ子供だ。そうだろう? この町で冒険者登録をしたのまでは調べたんだ。冒険者になったばかりなのに、いきなりそんな事が出来るってのはやはりおかしい。普通はベテランのパーティーに入れて貰って勉強をしたり、訓練を見て貰ったりするもんだ。いきなりソロで活躍できる奴の方がおかしい。そんな訳で、当たりはつけさせて貰った。ギフテッドか転生者だろう。どっちだ?」
「……転生者だな。冒険者組合にそこまでの情報があったことに驚きを隠せないが、よくもまあそんな事まで知っていたな」
「あー、転生者なのさ? それならある意味納得できるのさ。素人ではないと思っていたのさ。……転生者で片付けられるとは思えないけどさー」
「そうだな。戦闘に慣れていたり、色々と知っているのは転生者だからだ。大っぴらに言うつもりは無かったが、知られているのであれば仕方がないだろう。転生してここに立っている。まあ、ソウルメイトに幸子が出たのは偶然だけどな。そのお陰で勝ち確と言っても良い状態になった訳なんだが」
「そうか。転生者か。過去にも転生者が現れて、かなりの強さを見せつけたという文献は残っている。残っているが、お前は異常だ。過去の例を見て、転生者についてもある程度は調べたが、ダンジョンを1日に複数回攻略するなんて馬鹿げたことをやった奴は居ない。聞いていいか? お前は何回目の転生をしてきた?」
「……1回目だな。転生をしたのはこれが初めてだ。しかも転生してきたと言っても、初めてのことだらけだ。確実にこうだという確証が無いままに動いているに過ぎない。もっとも、それなりの知識はあるつもりなんだが」
「……転生者がギフテッドに選ばれたって事は無いのさ? 可能性としては無い訳では無いのさ」
「ギフテッドに関しては全く知らん。そもそもギフテッドってなんだ?」
「ギフテッドってのは、この世界の神様に選ばれた奴だな。何かしらの特殊なスキルを始めから持っていたりするんだが……。それでもダンジョンを1日に複数回攻略できるスキルなんて聞いたこともないんだがな。転生者ではあるが、ギフテッドではないと当たりはつけていた。そうじゃないのか?」
「そういう事か。それならギフテッドではないな。特別な何かを神様から貰っている訳では無い。俺は俺の知識だけで勝負しているからな。転生者であることは否定しないが」
転生者って普通にいるんじゃないか。なら、ダンジョンの周回くらいは思い付くと思うんだけどな。そのくらいの事はやってのけるだろう。エンジョイ勢が来たのかもしれないが、可能性としてはガチ勢も来ていてもおかしくない。ガチ勢なら周回は当たり前の事であり、なんで俺が初めての事例になるのかが解らない。転生者が居るのであれば、そのくらいの事は出来るだろう?
しかも何回目とかどういうことだよとは思うけどな。普通に1回転生したら良い方だろう。2回も3回も転生した奴が居るってのか? そういう奴はどういう運命を背負っているのか。因果にしても程があるだろう。俺も2回目があるんだろうか。1回で十分な気がするけどな。寿命が長いエルフに転生したんだから、3度目の人生は必要ない気がするんだよな。




