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ことばこ  作者: 安井優
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第十六回 たま風

 年も明けてしばらくたつというのに、どことなく慌ただしい雰囲気がただよう日々です。

 皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

 安井優のことばの宝箱、略して「ことばこ」は、そんな皆さまが少しでものんびりと「ことば」の世界をお楽しみいただけるよう、今回もゆるっとお送りいたします。



 ――――――――――


 第十六回は、たま風。

 今の季節にぴったりな? ことばを取り上げてみました。

 ちなみに、漢字で書くと『玉風』です。

 実は、私にはあまり耳馴染みのないことばなのですが、聞いたことあるよ! という方、いらっしゃいますでしょうか。


 おそらくですが、地域によってこのことばへのお馴染み度が変わるのかもしれないな、と思ったりしております。

「目黒のさんま」みたいですね。(詳しくは第十四回をどうぞ)


 この「たま風」ということば、

「東北・北陸地方の日本海沿岸で、冬に北西から吹く暴風」

 のことなんだそうです。

 なんて限定的なことば!(笑)

 初めて知った時、東北とか北陸地域にしか存在しないってこと⁉ と驚いてしまいました。


 しかも、冬限定です。

 春一番や偏西風みたいなものだと思うのですが、それにしても地域がここまで限定されていることばも珍しいような……。

 なんだかそれが面白くて、ついつい季節柄ぴったりということもあって、取り上げてみました。

 今回は、余談が短くて結論が早いですね!(いつもこれくらいサクサク進めたいです。戒め)


 ちなみに、たま風の「たま」は魂という意味がある、とか、強く固まって「束」になって吹く(が訛って「たま」になった?)とか……諸説あるようです。

 大相撲の四股名にもあるようですが、こちらの関係はいかに……?

 知っている方がいらっしゃったらぜひ教えてください。(笑)


 ここからは余談ですが。

 私は生まれも育ちも、東北・北陸地方ではないですし、冬の時期にその地域へ行ったこともないので、この「たま風」を経験したことがありません。

 冬に吹く暴風なので、きっとすごく寒いのだろうな、と思いつつ……。寒いのが苦手なので、今後一生経験しないままかも、と思ったりもします。

 想像して、魂がとられてしまうくらい寒いから「魂風」とかだったら嫌だなあ、と考えてしまいました。


 とはいえ、ずっとお家の中に引きこもっているのも体にはあまり良くないので。

「たま」には外にでて「風」に当たることも大切かなと思っております。

 略して「たま風」

 ちょっと無理がありすぎました。ごめんなさい。


 なんとなくこういうちょっとしたことば遊びを最後に持ってくるのが慣例化しつつありますね。

 今回は逃げるように足早でおしまいです。(笑)


 おあとがよろしいようで……?

 それでは、また次回。

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