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半分魔物と呼ばれて  作者: 伝説の男前
9/12

日本に帰れそうだ

結局、河口にでるまで三日かった。仰向けで流されていたので、常に上空を監視している状態。

腹の上にカブトムシの盾を乗せて擬態する。そうすると、鳥は近寄って来ない。オレは水面のゴミなんだよ。


暇なので、自分が何を出来るか試してみた。

まず腕、

人間の腕とカマキリ腕は、人間手、ヒレ付き吸盤手、カマキリ手の組み合わせが出来る。


背中、

人間背、カマキリ羽根、ヤモリ赤黒毒皮膚

組み合わせが出来るかわからない。


四本手足、六本手足、

腕と足の間に中足を出すことが出来る。

吸盤はないが、物を持ったり、安定した直立が出来る。もちろん、中足は隠すことが出来る。


目、

性能が違うようだ。水中用、空中用、人間用。

音、匂いの感覚もいくつかの性能が有るようだ。


尻尾、

有り無し切り替え出来る。


わかったのはココまで。

さらに暇なので、カバンの中をゴソゴソ。補修用に蜘蛛の糸があった。結構な長さがあり、何か作れそうだ。長距離移動用に大作の着手をした。


武器、防具作りもした。ミミズクのクチバシは毒を塗って兜にした。顎紐は蜘蛛の糸。

毒鞭も作ってみたが、接近戦はやりたくない。遠距離攻撃出来る武器が必要、腹を守る服も欲しい。色々、欲しいものが出てきた。


海にも出てからの事も考える。毒が効かない可能性もある。イカやタコにはたぶんオレ毒と蜂毒は効かない。

速効性の神経毒が欲しい。猛毒で速効性の有るものが欲しい。


そうこうしていると、三日か経ち、水流が緩くなってきた。塩分を含んだ水に変わった。


「やはり海だ」


日本に帰れる希望が出てきた。

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