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半分魔物と呼ばれて  作者: 伝説の男前
6/12

絶体絶命

ショウジ達から離れて、明るくなるまで飛んだ。ずっと草原だった。途中休憩を挟んで食事をした。

明るいうちは、草に擬態した。草に捕まってフルーツを食ったり、草を食ったらやっぱり草の味だ。油虫みたいのがいて、カマで簡単に捕まえる事ができる。食ってみた。


ビミョー


まあ食える。油たっぷり、栄養満点。

焼くとクッキーに味だ。

時たま、上空に鳥がいる。飛行速度が全然違う。飛んだらひとたまりもない。


寝てしまった。身体は快調。そろそろ移動の時間だ。上空はトンビはいないがコオモリが出て来ている。

もう良いかな。行ってみよう。そうして上空に舞い上がった。数百メートル移動。またジャンプ飛行。後ろに殺気。

コオモリだ。真っ直ぐ飛べない哺乳類だ。必死に真っ直ぐ飛ぶ。時たま、自分で高度に変化をつけるので、空中では捕まらない。だが、着地したらヤバイ。油虫を食べたお陰でスタミナが増えてる。しかし、段々高度が下がってくる。


ヤバイ


ああーー、着陸予定地に数匹のネズミがいる。絶対に勝てない。渾身の力で着地点を数メートル先に伸ばした。


ガサッ


なんとか着地。ネズミの一匹がオレに気がつくと、他のネズミがそれに続く。

やばい、飛ぶ準備ができていない。間に合わない。覚悟を決めて、鎌から指を出して毒ナイフを握る。カバンをみると、カブトムシの背羽根が入っていた。ありがとう、盾にするよ。


グッ、


衝撃が盾を伝って身体にくる。そのまま、はね飛ばされる。だが、それだけでは終わらない。なんとか、毒ナイフを目に突き刺したが刺さったままだ。

すぐさま、体制を整えて盾を構える。しかし、目の前でネズミが飛んでいった。と言うか、跳ばされた感じだ。逃げるなら今だ。

他のネズミが追ってくる音がしている。


すぐに飛び立ち。二匹目のネズミからとりあえず逃げた。空からの攻撃はなんだ?鳥、コオモリ?

空からの攻撃はネズミ狙いかもしれない。

しかし、ネズミは多い。周辺のネズミが集まって来ているみたいだ。


ヤバイ、ヤバイ


50メートルくらい先に窪地が見える。そこまで、必死に飛んだ。崖地なら隠れる場所があるはずだ。羽根の力を弱め、急降下。


ポチャン


あ、水に落ちた。オレは浮いてる。流れが無いみたいで移動していない。池か沼かな。

ひとまずネズミから逃げ切った。


しかし、水中からなにかが来て、オレを食った。

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