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半分魔物と呼ばれて  作者: 伝説の男前
3/12

出逢ってしまった

死ぬ気で三階の窓から飛び降りたが、怪我をしない自信みたいな不確かなものがあった。

窓からジャンプすると無意識にオレの背にあるバッタのような羽根が開いた。

そのまま、無我夢中で羽根を動かせ続け、200~300m離れた丘にぶつかって着陸した。

草の上に落下したので怪我はまったくない。

羽根で飛ぶと方向転換が出来なくて、上下の調整しか出来なかった。

しばらく草むらで様子見。追手は居ないことを確かめると、ゆっくりと移動する。なるべく、遠くに。


いつの間にかに寝てしまった。背丈ほどの草むらにいる。

しかし、ヤバイ事がある。オレの身体がカマキリに変異している。意識すれば、鎌から指が出てくる。羽根も隠して、人間の背中の見た目にすることもできる。無意識だと身体がカマキリにままだ。たぶん、自分の顔はカマキリ似だ。鏡を見るのが怖い。

人間の身体だと擦り傷だらけになってしまい、カマキリ身体がココでは快適だ。


歩くのは億劫で遅いので、丘の上まで歩き、そこから飛ぶのを何度か来る返した。かなり移動したはずだ。

食事は1日一回。草原にある果物を食ってみた。匂いも食感も昨日食べたフルーツと同じだ。このフルーツを食べた後だとより遠くに飛べるようだ。あと、まだ食べていないが、なにかの芋虫がいる。機会があったら食べてみようと思う。


逃亡して24時間くらい経過している。いつの間にか寝てしまった。

いきなりバンという轟音がした。


気がつくと、10匹以上の様々な昆虫に囲まれていた。

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