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ある日の馬車道。  作者: 純
8/14

うみ?

「野郎ども。(コクリッ)碇を上げろ。(コクリッ)しゅっこーだー。(コクリッ)ふぅ。」

海賊の衣装に身を包んだ少女はサーベルの代わりにスプーンを掲げ、幌馬車の後ろに向かって言い放った。

もう片方の手にあるティーカップが時折口に運ばれるのは、喋ると喉が渇くからだとか。

「いえっさー!」

同じく海賊の衣装に身を包んだ男はそう叫んだ。


「なにしてんですかねお二人は。」

と、幌馬車の御者をしている金髪の男は不審者を見るような目つきで後ろの二人を眺めた。

「うみが見えたから海賊ごっこ。」

御者のすぐ近くで本を読みながらポツリと呟く少女。

「うみ?湖で海賊はネーダロ!しかも紅茶飲みながら抑揚の無い声で言うなよ!」

と御者の男は長々と思ったとか思わなかったとか。

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