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ある日の馬車道。  作者: 純
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ミルクティー?

「ミルクティー、ウバのミルクティーも見逃せないわよね?」

スカートに付いている黒のフリルをただただ眺めながら座る少女は傍らに居る男に質問を投げかけた。

その男は表情を変えずにただ一言

「アッサムに劣らず美味かと思われます。今お淹れ致します。して、伯爵のご令嬢、貴女(あなた)は如何いたしましょう?」

いつの間にか(さら)われてきた少女はパニックになり

「え?ええええ!!??此処は何処なのよ!?わたくし先ほどまでは確かに宮廷にいたはずですのに!?」

と、頭を抱えながらキョロキョロと辺りを見回していた。


「あぁ、マトモな反応のお嬢さんだ♪」

幌馬車の御者をしている金髪の男は笑顔でそう零してしまうと、

(さら)って来ることにはもう動揺は無くなったのね。」

御者のすぐ近くで本を読みながらポツリと呟く少女。


「ああああああ、人(さら)い又してるじゃん!」

と御者の男は思ったとか思わなかったとか。

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