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ある日の馬車道。  作者: 純
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お洒落?

「今日のお茶はアッサムでミルクティーなんてお洒落じゃないかしら?」

黒のフリルをはためかせ、足を子供の様にばたつかせながら座る少女は傍らに居る男に質問を投げかけた。

その男は表情を変えずにただ一言

「お洒落かと思います。して、伯爵殿は如何いたしましょう?」

隣で現実が掴めず固まっていた男は我に返ったのか

「レディに合わせよう。私にも同じモノを」

と、虚勢を張っているのか何も考えていないのか優雅に答えた。


「・・・・・」

幌馬車の御者をしている金髪の男は頭を抱えながら青ざめていた。

「あら?何も言わないのね。」

御者のすぐ近くで本を読みながらポツリと呟く少女。


「ナニモミナカッタ。ナニモミナカッタ。」

と御者の男は思ったとか思わなかったとか。

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