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ある日の馬車道。  作者: 純
2/14

暫くして。。。。

「ダージリン美味しいわ、でも風景がありきたりでは無いかしら?」

黒いフリルの付いた服を片手でぐしゃぐしゃとにぎりながら少女は傍らに居る男に質問を投げかけた。

その男は表情を変えずただ一言

「森を燃やして来ましょうか?」

とだけ言うと少女は満足げに頷き、

「その後、種を蒔いてらっしゃい。次のために。」

可憐な動作で紅茶を飲み、優雅にティーカップをソーサーに戻す。


「なに言っちゃってるんですかね、あのお二人は!」

と、幌馬車の御者をしている金髪の男は不審者を見るような目つきで後ろの二人を眺めた。

「ちょっと悪役お嬢様と執事ごっこ」

御者のすぐ近くで本を読みながらポツリと呟く少女。


そう、馬車の中で二人はちょっと悪役お嬢様と執事ごっこという異様な雰囲気を醸し出す遊びをしていたのであった。


「しょーもな・・・・って執事実行しに飛び降りなかった!?何処行った!?」

と御者の男は思ったとか思わなかったとか。

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