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言葉に詰まる

「都さんは閻魔女王いや大王候補です。大王とは唯一無二の至高な存在です。」



「神には劣ると思うが。」



 美緒が珍しくツッコンだ。



「それは個人の趣味でしょう。それは置いといて、大王に対しては、安易な対応は誰しも許されないのです。大王にいきなり自分の愛を告白するというのは、一種の冒涜とみなされるのです。その結果、罰として、そんな行為をなした者がこの世からその存在を消されるのです。」



「ううう。信じられない。でも今それを目の当たりにしてしまったわけか。」



「左様にございます。これは閻魔女王様以外のすべての事物に適用されますので、生徒会のみなさんに置かれましても十分注意してください。くれぐれも都さんには不謹慎な言動をお慎みくださいますようお願いいたします。くくく。」



 李茶土はなぜか、嬉しさを隠せない様子。



「こ、この神が都に恋?あ、ありえん。」



((う、うちは都はんの嫁、じゃ、じゃないどす。恋人はフ、フィギュアたちどす。))「な、何言ってるのかしら。セ、セレブには王子様しか見えないんだからねっ。」「・・・・」



 三人はなぜか、言葉に詰まっていたようだが。



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