表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/137

女子の象徴

万歩も同じように剣を持って、敵を倒し続けている。だがオレは何もできず、ボーっと佇んでいる。今のところはふたりで十分なようだ。三人だけで征伐に来たのもうなずける。



 そうして、かなりの数を倒した頃。



「うわああああ~。」



 オレが何もないところで転んだ模様。オレの倒れた先には由梨。傾いた時、手が何かに当たったのか?



「ちょ、ちょっと、都。戦闘中になに触ってるのよ。」



 顔を赤くして、臀部を押さえる由梨。



「僕は何もしてないぞ。」



 オレは自分の両手を広げて無実をアピール。



「じゃ、じゃあ、いったい誰が。」



 由梨の後ろにいるのは他のジバクとは違う立派な身なりの武士。左右に金色の角が施された兜を装着している。月が雲に隠れて顔はよく見えないが、雰囲気が大将クラスらしき侍が由梨のオシリをなでなでしている。



「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ~。」



 由梨の絶叫が墓地の喧騒を超える。



「ちょっと、都、なんとかしなさいよ。」



 由梨がオレに命令。でも何もできないオレ。万?も動かない。一方、ジバクのなでなでは止まらない。だんだんと攻撃領域を拡大しつつある。そのイヤラシ手つきは背中から前に向かう。いかに起伏が小さいとは女子の象徴である部分の危機。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ