↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
52/137

腹痛治せ

『コッ、コッ、コッ、コッ』。ヒール音が静寂を破る。これは20代後半が発生させる重低音だ。



「こら、失礼なことを言うでない。」



「お、鬼だ、鬼がいる!」

 オレは恐怖のあまり硬直してしまった。オレの双眸に映ったのは紛れもない金色の鬼。白衣を着ている。ん?白衣じゃない。『金衣』だ。



 肩には鷲の人形のような装飾がある。しかも頭上には白輪をしっかりと浮かべている。鬼なんだから人間のカテゴリーからはすでに逸脱している。



「我は保健委員だ。そこにいる美村万步(みむらまほ)と同じ務めをしている。」



 よく見ると、黄金の般若面を被っている女子がそこにいた。靴はローファーではなく、ハイヒールだ。そんなの許されるのか?



 それと学園アイドルまっほについて、本人がすでに接頭語を外しているので表記を改めて『万步』とする。



「我は神。ゆえに規制など受けぬ。これくらいは当たり前である。」



 確かに、一般の生徒では般若面を装着できまい。そもそも『金衣』着てるし。手強そうな相手だ。



 でもオレ、闘いに来たんじゃない。



「保健委員ならこの腹痛を早く直してくれよ。」



 神はオレをじっと見つめている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。