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モール

 翌日。

 


「いてて。腹が痛い。」



 腹痛に悩まされたのは言うまでもない。たこ焼きの食べ過ぎだ。



「ほ、保健室に行く。」



 授業中だったので、行き先はそこしかない。由梨と絵里華はついてきたそうだったが、勉学を優先した。これも高校生としては当然の選択。



 でも彼女たちに勉強って必要なのか?それ以上は考えても無駄なので停止。ひとりで保健室に向かうオレ。保健室は1Fだったはず。



 到着すると、『保健室は5Fに移動しました』との案内紙が貼られてあった。あれっ?この校舎って4F建じゃなかったっけ。仕方なく5Fまで昇る。



 そう言えばこの前の夜に由梨と一緒に来た時には確かに1Fにあった。それに自動ドアだったな。この学校のどのドアも手動式だ。自動ドアがついた保健室なんて聞いたことがないぞ。何かおかしい。



 長い階段を上り、5Fの保健室前に来る。



「ぐはぁ。」



 中から男子生徒が出てきた。そのまま床に突っ伏してしまった。



「「「れろれろ。」」」



 またも男子だ。それも3人纏めて。表情が死んでいる。だが、顰めつらなどではなく、だらしなく口を開いている。



「「「「「し、幸せ過ぎる。」」」」」



 さらに五人。言葉通りの様子。その場に倒れた。桃源郷にでも行ってたような?よく見ると、ここにいる全員がシャツをはだけていて、腰のあたりに、赤い斑点がある。



 周囲がモール状態になっており、注射でも打たれた後のように見える。


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