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重荷なくなる

「助かった。サンキュー。絵里華。」



((礼にはおよびまへん。それどころか、本番はこれからどす。でも名前を呼んでくれてうれしいどす。))



 画面の魔女は手に持った大鎌を一振りすると、今度はこれが実体化。



 暗闇の中でも、キラリと光沢が放たれるほどの切れ味。



 オレの首など一瞬で胴体から切り離されそうだ。



 大鎌は誰かが持っているかのように、自在に動いている。



 教室の中心部は練習用の椅子がたくさん並べられていたが、これらを次々と切り裂いていく。



 これでは明日泥棒だ、不審者侵入だと大騒ぎになるのは確実だ。



 って、そんなことを考えているヒマはない。とにかく避けなければ。



 オレには武器、防具がないのだから。あれ?そういえば、背中の主は?



「魔女こわいよ。幽霊だよ。怖すぎるよ。」



 いつの間にか、背中から離れて、教室の隅っこで小さくなっていた。



 元々小さいのがさらに縮小しているので、米粒ほどになっている。



 まったく何をしに来たのやら。



 とりあえず、魔女の攻撃を回避するには重荷がなくなったのは朗報。


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