表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第二十三章
982/1022

《第984話》『話が通じないわけではない』

「ち、近づけないでくださいそんなもの!?」

『クサヤ! クサヤ! クサヤの音頭!』


 臭ってくる干物離れた位置からでも。156枚程それがおよそ。肝心の本人はじりじりと近づいて来る、怪人の周囲を舞いながら。


 明らかに異質でしたそれは。ただなまら臭い物体を近づけてくる、殺気も何も無いのに。だからこうやって後ずさりせざるを得なくなっている、気が引けてそんな気もないのに斬り返すのは私としては。


『そこなお嬢さん、安心したまえ』

「はい?」

『このクサヤ、なんと』

「!!!?!?」


 ぶわっ! と、たくさん何かが――、


『あと782枚ある』

「ひぁあああああああああああああああああああああああああああっっ!!?」


 こんな世界もう嫌です! ありません言ってる場合では壊すだのどうの!


『世界はじきに安定を迎える。それを邪魔することは許されぬのだ』

「安定――?」

『汝、矛を収めよ』

「? あるのでしょうか何か」


 この怪人。なのだろうあの人形少女の操る人形、おそらくだが彼は。

 意志あり会話の。メッセージだろうかイヴからの。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ