《第983話》『レイド・トゥ・クサヤ』
「飽きてきましたね」
私はため息をつきます、纏めて切り飛ばし襲い掛かる有象無象14体を。
こんなことをするためにここにいるのではない筈で、と言うか私は。動いていた筈なのだ、例えば自分の探し物を見つけるために、もっと大事な事。
「してしまいましょうかトンズラ。私は任されたのです、いえいえ。放り投げるわけにはいきません途中で」
しかし面倒になってきたのも事実。無くなるのではないだろうかそもそも任されたことをやり続ける必要は全て失くしてしまえば、そうだ?
「話は早いですねそうと決まれば。壊しましょうこの世界を」
この世界を斬り裂こうと試みる。剣を構え私は。行くことができる心置きなく別の世界へそうすれば。
そんな時だった、次の世界へと移る準備をしている、そんな。
「フハハハハハハ! ワが名は怪人トンマロクッ!」
「――なんです?」
怪人が現れた真っ白な仮面をつけた黒いマントに、黒いシルクハット。
「この世界を守るため、ワレはこの場に参上した次第!」
「??? 邪魔をするつもりですか?」
それはいけない。飽きてきたのだそろそろ。いただけないそれを妨害されるのは、だから終わらせようと思っているのに。
――と、
「故に、用意してきたものがここにある」
マントを広げた、怪人が。
「臭い臭いクサヤ!」
――飛んできたのですが魚の干物みたいなものが何か!?




