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鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第二十三章
950/1022

《第951話》『改造リュックサック(くまさん)』

「さて、そろそろ動くとしようか」


ボクは自室で準備を整えて、わざとそう口にする。それは、今自身に付きまとってくる女へと自らの意思を伝えるためだ。


「目標はどう言ったモノでしょう?」

「とにかく、世界の終焉を止めるのが第一目標、かな。多少の犠牲もやむ無しと考えさせてもらうよ」

「手荷物が少ないのでは、その割には」


そう言って女――ペスタ・エプティは目を丸くしている。確かに、今背負っているモノは幼児用リュックサック1つ。くまさん柄だ。


「ボクはか弱い幼女だからね。重たいモノは少々難しいのだよ」

「中は次元の裂け目に繋がっているようですが、まあ」

「このサイズは軽量だが、容量に問題があるからね。少し弄らせてもらった」


ほぼ無限に入るようになったリュックサックを背負い、ボクは部屋出入口についたつまみを捻る。


「――何をしていらっしゃるので?」

「幼女が一人で無断外出など、父や母が許す筈がないだろう」


つまり、このつまみを調整して座標を設定しているのだ。いわゆる、某青だぬき漫画のどこでもなドアのようなモノである。


まずは仲間達と合流。話はそれからだ。


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